蓮心 表千家茶道教室 池坊いけばな華道教室

西武新宿線沿い西東京市田無駅より徒歩11分の表千家茶道・池坊華道教室

外国人の方へ「茶事」で おもてなし

2017年11月13日 Category: 茶道のお知らせ, その他のお知らせ
 『今、日本がクール! 』 京都は勿論、富士山、秋葉原、、昨年日本を訪れた外国人は約2.400万人。わずか5年で3倍に増えたそうです。身近な街のあちこちで日々観光客を見かけるようになりましたね。2020年の東京五輪へ向けて私たちはさらに多くの外国人を迎えることになるでしょう。

 思いおこせば数年前 我が家でも、学芸大学の交換留学生30名位のへ茶道指導をしました。「座禅(呼吸法)」「茶庭からの席入り」「茶道の歴史」「茶室での礼法(炭点前・拝見の仕方・それぞれの意味)」「二人一組で実際に一服点て、いただききあう礼法の体験」などを行いました。『日本は素敵!』と若き学生たちが語るキラキラした瞳が印象的でした。
 個人的にも10年以上前から友人の依頼で、スペイン、ドイツ、イギリスなど各国の客人への茶道体験を開いています。華道でも 日本の大学生へ華道講師をさせていただいたり 華道ワークショップを開いたりして日本の文化を伝えることをし続けています。その経験を通して私が一番感じることは、『多くの日本人が自国の文化を知らないでいる』ということです。

 実は私、1987年(丁度30年前ですね) NYへ遊学しました。たった2~3ヶ月程でしたが、その時現地で知り合った日本人が あまりに日本の文化を知らないまま外国で暮らしていることに とてもショックを受けました。茶道・華道を習い始めていた私は、『どの国の文化もそれぞれに素晴らしい。でも真の国際交流とは、まず自国の文化を知り、紹介しあうことから始まるのでは?』と気付いたのです。
『これから益々、世界へ旅立つ日本人が増えるはず。そうした方々へ私が茶道・華道を伝えていけるよう学ぼう』と決意し帰国。夢中で稽古を重ね 今の私がいます。が、30年経ちその状況は当時より改善されているのでしょうか? (一概に言えませんが)英会話に堪能な人は増えても文化を学ぶ人は減少しているのではないかと感じます。そうだとすると とても残念なことです。

 我が家の教室では2年程前から中国人(日本語堪能)が数名稽古へ来ています。彼女たちと話をしていて気が付いたことがあります。
一人の生徒が云いました。『私は日本へ留学したくて必死に日本語を勉強してきました。そして日本に住むことが出来た今、中国のことが大好きな方々が私に中国の歴史などを詳しく聞いてきます。しかし、私は自国 中国のことをあまり勉強してきませんでした。それが今、恥ずかしいです。』と。
それを聞いた時に、どこの国でも同じなんだと分かりました。そして、日本人に伝えたい と こだわることを止めました。時間はかかるかもしれないけれど、私は国籍は関係なく 伝統文化「茶道・華道」を学びたい体験したいと願う方へこの素晴らしい文化を正しく伝えていくことが大切なんだと決意を新たにしました。思えば、日本人は昔から自国の良きものの多くを外国の方から教えられて気が付いています。上高地や桂離宮に代表される観光地や仏像・絵画もしかり。最近は盆栽も、外国の方の『クール!』で見直されていますものね。

 今年九月、生徒の友人から「海外から来日する西洋からの外国人を茶道で もてなしてほしい。」との依頼を受けました。依頼者の日本の方々も茶道を全く知らないので一緒に参加したい とのことでした。

茶道のおもてなしの極意は「茶事」です。せっかくなら表面的なことだけではなく、今までの私の経験を駆使し工夫すれば茶道の極意を体感していただけるのではないか、と内容を企画。
丁度同時期に 中国から一週間集中稽古のために来日する中国人女性と、スペインへ転勤する前の二ヶ月短期学習に学びに日本人女性が来ていたので、その生徒達にもこれは一番の勉強になると 平日に二週連続で「茶事(ダイジェスト版)の会」を開催しました。

 内容は、正式な茶事の流れを体験してもらうもので、①「寄付き」②「茶庭で蹲踞を使用し席入り・拝見・挨拶」③「炭点前・炭や香合の説明」④「一汁一菜の精進茶懐石と一献」⑤「濃茶・続き薄」。最後に「質疑応答」と「記念撮影」。
外国の方は正座が出来ませんから椅子も用意し、時間をかけないことに留意しました。
 写真は ④の精進料理の一部、一膳の内容は「玉蜀黍ご飯、昆布の出汁椀にとろろ昆布と刻んだ枝豆と梅干し、向こう付けは、胡麻豆腐(下に自家製味噌)。」
煮物椀の代わりに八寸「昆布の素揚げと、獅子唐」と日本酒。
   
全て私の手作り。当日の半東にはこれらの作り方を教えました。
両日とも、お客様からは『茶道の奥深さを感じることが出来た』と 大感動・大満足していただけました。なかなか、お開き出来ないくらい沢山の感謝の言葉を頂きました。
西洋の方々(6名)には写真撮影も構わないと伝えたのですが、静かに流れる時間に感動してくださり、シャッター音の全くしない茶の湯の時間を全身で味わってくださいました。

 中国人女性と日本人女性と私で一緒に露地で撮影した写真はあります。とても神秘的。
      華道の稽古も2回。

写真右上の中国から一週間茶道と華道の稽古のためだけに来日していたECHO(余 紅梅)さんは、日本語は勿論 ほとんど英語も話せないなか、六日間 身振り手振りで伝える私の厳しい稽古に一所懸命ついてきました。
  
そうして、最終日にお礼をしたいと 中国茶の儀式を披露してくれました。
それが、とても本格的で同じお茶の葉を時間をかけて何度も味わい、その違いを楽しむ式法でした。私達の茶道の式法より長い時間を要します。その儀式に参加し拝見している時に、納得できました。彼女は住んでいる場所は違っても 同じ「道」を極める同士だから この一週間を乗り越えられたのだと。
素晴らしい出会いであり、私にとっても深い勉強でした。

 茶道の世界、深さを言葉で説明することはとても難しいです。私は残念ながら英会話はほとんど忘れてしまいましたが、大切なことは「感じる」こと、と信じています。絵画を観る時も私たちは頭で理解しようとしていませんものね。
私が外国の方へ、あえて「茶道(茶事ダイジェスト版)の会」で 日本のおもてなしをしたい理由は、言葉を超えた何かを感じてもらいたいから。
身体で感じ 感動することで、もう一歩先を覗いてみたい そしてそれを「知りたい」と突き動かされるものだと思うから。そんな一瞬を感じていただきたい。それが趣旨です。

 最近、外国人に日本文化を紹介する(インバウンドと言うのですね)「Vacation Japan」『日本の伝統文化スペシャリスト(茶道・華道)』に登録されました。外国の方から直接アポが来るそうです。どうしましょう(笑)
少しは英会話を勉強し直さなくてはなりませんね? いやいや、自信ないなぁ・・
ん? 継続は力?・・はい。 頑張ります(汗;)


日々の稽古や、生徒の作品、ワークショップの様子などをF.B.に(たまに)アップしています。 https://www.facebook.com/茶道教室-華道教室-438381252917488/


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蓮心会 高森 梨津子

平成29年 12月 稽古日のお知らせ

2017年11月13日 Category: 稽古日のお知らせ
*平成29年 12月 稽古日のお知らせ*

 茶道教室 12月
・水曜日   6日、13日、20日      18時〜22時
・日曜日   3日、9日(土曜日)、17日  12時〜18時
・月1回平日昼(水曜日)  20日       11時〜15時


*上記田無茶道教室の時間帯に、茶室にて華道稽古が可能な場合もあります。
 (今月9日は、茶道中心の稽古です。)

*茶道教室「納会」を開きます。
 ・17日(日曜日) 11時〜18時
 ・20日(水曜日) 11時〜16時/ 18時〜22時
 「納会」とは、今年一年無事に過ごすことができたことに感謝し、
 ささやかな祝儀の膳で一献をする、茶道スタイルの忘年会です。
 七事「廻り炭」をし、炭点前での炭の接ぎ方による「火相」を学びます。
(20日夜稽古の方のは、13日夜の稽古で「廻り炭」をします。)

 華道教室 12月
・水曜日   6日、13日、27日   13時〜18時
・土曜日   2日、16日     13時〜18時
・日曜日   24日         11時〜17時


・吉祥寺華道教室 『花心(はなこころ)』 7日(木)10時半から12時半 (月1回不定)
 今回は、クリスマスリースを作ります。(11月24日も 同様の企画です。)

*表参道 WAnokoto 表千家茶道教室
・火曜日  12日、26日  11時半から13時/13時半から15時
 表参道教室は、私が管理できませんので、直接ワノコト表参道へご予約ください。
 WAnokotoサイト→ http://www.wanocoto.com/lesson/omotesenke-sado.html
 ご予約 →https://ws.formzu.net/fgen/S27680489/


* 平成30年度 華道新年会は、1月14日(日曜日)ホテル ニューオータニにて正午より。


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蓮心会 高森 梨津子

平成29年 11月 稽古日のお知らせ

2017年10月11日 Category: 稽古日のお知らせ
*平成29年 11月 稽古日のお知らせ*

*茶道教室 11月
・水曜日   1日、15日、29日    18時〜22時
・日曜日   5日、12日、26日     12時〜18時
・月1回昼   29日(水曜日)    11時〜15時

*上記田無茶道教室の時間帯に、茶室にて華道稽古が可能な場合もあります。
 お問い合わせください。

*華道教室 11月
・水曜日   1日、15日、29日    13時〜18時
・土曜日   4日、11日、25日       13時〜18時


・吉祥寺華道教室 『花心』  9日 (木曜日) 10時半から12時半

*表参道 WAnokoto 表千家茶道教室
・火曜日  14日、28日  11時半から13時/13時半から15時
 表参道教室は、私が管理できませんので、直接ワノコト表参道へご予約ください。
 WAnokotoサイト→ http://www.wanocoto.com/lesson/omotesenke-sado.html
 ご予約 →https://ws.formzu.net/fgen/S27680489/

* 11月12、15日は、「炉開き」です。

* 11月8日(水曜)から、13日(月)まで 京都池坊旧七夕花展開催。
 華道 池坊の一年間で一番のメイン花展です。

* 18日は東京清祥会支部研究会、「立花・正風体」です。



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蓮心会 高森 梨津子

平成29年 10月 稽古日のお知らせ

2017年9月21日 Category: 稽古日のお知らせ
*平成29年 10月 稽古日のお知らせ*

*茶道教室 10月
・水曜日   4日、11日、18日     18時〜22時
・日曜日   15日、22日、(29日は天然忌と稽古をします)  12時〜18時
・月1回不定  25日(水曜日)     11時〜15時/18時〜22時(天然忌)

*上記田無茶道教室の時間帯に、茶室にて華道稽古が可能な場合もあります。お問い合わせください。

*華道教室 10月
・水曜日   4日、11日、18日  13時〜17時
・土曜日   14日、21日、28日  13時〜17時


・吉祥寺華道教室 『花心』  6日 金曜日 10時半から12時半 (月1回不定)
『花心』は、吉祥寺の可愛い花屋です。→http://heartfelt-flowers.com

*表参道 WAnokoto 表千家茶道教室
・火曜日 10日、24日 11時半から13時/13時半から15時
表参道教室は、私が管理できませんので、直接ワノコト表参道へご予約ください。
WAnokotoサイト→ http://www.wanocoto.com/lesson/omotesenke-sado.html
ご予約 →https://ws.formzu.net/fgen/S27680489/


* 10月25日水曜日昼・夜、29日日曜日に『天然忌』を開きます。
 『天然忌』とは、表千家七代目 如心斎を偲ぶ会です。
 如心斎は表千家 中興の祖といわれ、現在の家元制度を築き上げた方です。江戸時代中期から、都市生活が発達し、茶の湯人口が増大するなか 利休の心を受け継ぎつつ 新たな体制も確立した業績は素晴らしいものだと思います。
 「天然忌」では、如心斎に茶を供え、如心斎が新たな稽古法として考案した「七事式」の中から「且座」、「花寄せ」などの勉強をします。表千家を学ぶものとして欠かせない行事です。


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蓮心会 高森 梨津子

平成29年 9月稽古日のお知らせ

*平成29年 9月 稽古日のお知らせ*

*茶道教室 9月
・水曜日   6日、13日、27日     18時〜22時
・日曜日   3日、17日、24日     12時〜18時
・月1回不定 27日(水曜日)     11時〜15時

*上記田無茶道教室の時間帯に、茶室にて華道稽古が可能な場合もあります。お問い合わせください。

*華道教室 9月
・水曜日   6日、13日、27日    13時〜17時
・土曜日   9日、16日、30日    13時〜17時


・吉祥寺華道教室 『花心』  8日 金曜日 10時半から12時半 (月1回不定)

*表参道 WAnokoto 表千家茶道教室
・火曜日 12日、26日 11時半から13時/13時半から15時
表参道教室は、私が管理できませんので、直接ワノコト表参道へご予約ください。
WAnokotoサイト→ http://www.wanocoto.com/lesson/omotesenke-sado.html
ご予約 →https://ws.formzu.net/fgen/S27680489/


* 『日本文化“茶道・華道”入門講座』開講のお知らせ

 9月14日(木曜)、15(金)田無教室にて 『日本文化“茶道・華道”入門講座』を 開きます。
内容:日本文化を学びたいと希望する方、国籍・年齢・性別を問わず「茶道」「華道」の歴史や所作の意味、などわかりやすく説明し体感できます。日本人の海外留学(転勤)前の方や日本文化に興味のある外国の方などに 最適です。どなたでも参加できます。
 参加費用:1万円
 時間:13時から17時。私は日本語しか話しませんので、ご理解ください。(通訳同伴は自由です)
 
 参加ご希望の方には、詳しく直接お知らせいたします。問い合わせフォームから連絡をください。


* 映画『花戦さ』上映のお知らせ

埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 茨城県内で、花戦さが上映されます。
池坊特別観賞券も使えます。終了日は未定ですので、早めにご覧ください。

 ・8月27日~埼玉県深谷市 深谷シネマ
 ・9月16日~東京都世田谷区 下高井戸シネマ
 ・9月16日~茨城県笠間市 笠間ポレポレホール
 ・9月23日~千葉県野田市 イオンスペースシネマ野田
 ・9月30日~神奈川県厚木市 アミューあつぎ映画.com

 あの迫力は、映画館で是非 体感ください!

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「茶事」と「茶会」について 

2017年7月28日 Category: 茶道のお知らせ, その他のお知らせ
前回、「茶事」・「朝茶」とは? を 書きました。
では「茶会」とは? も説明しておこうかと思うので、書き足しておきます。

「茶事」とは、客を招いて、懐石・濃茶・薄茶をもてなす正式な茶のこと と説明しました。
我が家では基本的に、「初釜」と「朝茶」を開きますが、茶事自体は亭主の目的により、いつ、なんどきに開いても良いものです。
 初秋の夕方に行う「夕ざりの茶事」、冬の夜長を楽しむ「曙の茶事」や「夜咄(よばなし)」。夜の闇の中で蝋燭の明かりを手がかりに運ばれる茶事は、ベテランならではの醍醐味があります。
11月初旬には、茶壺の口を開ける「口切り」の茶事。今の時代はいつでも抹茶を購入できますが、昔はその家の一年分の葉茶を5月に茶園で摘み、茶壺に入れて発酵させ 立冬を過ぎた頃、開けるのです。一年に一回のその御宅の新茶を開ける瞬間に立ち会える茶事ですから、茶の正月と呼ばれるとてもおめでたい会です。
他には、参加できない茶事のその流れを味わう「跡見の茶事」、食事を省略する「飯後の茶事」、不意に訪れた客をもてなす「不時の茶事」、などなど。
 「祝い、追善、雪月花、行事、季節、時刻、趣向」を軸に必ずなんのために催す茶事なのか、その目的それぞれの趣向で開かれます。亭主は、その目的に沿った道具組み、献立、客組みを考え準備します。

亭主は、客にはあらかじめ説明し、了解をとった上で 改めて書状で案内狀を出します。そこにその茶事の趣旨と日時、場所、連客の氏名などが明記されています。
客の心得としては、受けた案内に対して 参、不参の返事をし 万難を排して出席する覚悟を持ちます。
考え方としては、結婚式に招かれたと同じことと捉えたらわかりやすいでしょう。同じことです。

ここまで書くと、「茶会」との違いがわかりやすいと思います。

「茶会」というのは、「大寄せ」とも云われるように茶道を学んでいる方もそうでない方も、興味のある方大勢がお見えになり、一緒に抹茶一服を頂くことができる場です。
茶会へ行きたい方は、茶券を購入し(数千円から数万円)、会場でその部屋に沿った人数で席入りし、お菓子とお茶をいただき、道具を拝見して楽しみます。
茶席は一席おあれば、4〜5席など大きなものまで様々。各席に席主という席をかけた方がいて、それぞれの茶室の室礼などを気軽に楽しむことができます。
京都の大徳寺では、毎月利休様の命日 28日に、「月釜」という茶会が開かれています。とてもレベルの高い茶会ですが、どなたでも参加することができます。
春、秋の外が気持ちの良い季節気持ちの良いには、「野点」という茶会もあります。

また、陶器など作家さんの展覧会や、文化的発表会などに 茶の湯で華を添える「添釜」も。
百貨店などで見かけた方も多いのではないでしょうか?
私の教室では例年2月に開かれる「新年能」の会で 添釜をしています。

招かれた方のみ(経験の有無は問いません)で開かれる最も正式な「茶事」。
券を購入しどなたでも参加できる「茶会」や、その場で楽しめる「添釜」。
どれも「粗茶一服」の姿勢には変わりませんが、茶の湯の本質に触れるのは「茶事」といえるでしょう。

写真が見つかったら、いつか追加しておきますね。
まだ 『想像がつかない!』と 思われた方、是非体験へいらしてください。『百聞は一見に如かず』です。


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蓮心会 高森 梨津子

「朝茶」「茶事」とは?

2017年7月24日 Category: 茶道のお知らせ, その他のお知らせ
我が家の茶道教室では、年に二回「茶事」を開催します。
冬は2月初めに「初釜」、夏は8月初めに「朝茶」を開くことにしてます。
そこで 今回はこの「茶事」について少し書いておこうと思います。
さて、「茶事」とは?

「茶事」とは、一般に 懐石料理といわれる茶の湯のための料理を伴った茶のもてなしのこと。
客をもてなす丁寧な形式の茶の湯で、正式な茶の湯のことでもあります。
「正式な茶の湯」とは、濃茶をもてなすことを中心に、その濃茶を美味しく点てられるために炉や風炉に炭をつぐ「炭点前」をし、濃茶を美味しく味わっていただくための料理をすすめ、また濃茶だけでなく、薄茶をもてなす仕組みです。

その「茶事」の基本となっているのが「炉の正午の茶事」と云われる手順です。

  茶事に招かれ、当日定刻少し前に亭主宅や会場へ伺います。
  先ず初めに「寄付き」と呼ばれる部屋で、身支度を整え、連客と挨拶したり
  客が揃うまで寄付きを拝見して待ちます。
  亭主側の方から「露地」へ移動するよう促されます。露地で、気持ちを整えて待ちます。
  亭主の「迎えつけ」と云われる挨拶があります。茶事は、ここからがスタートです。
     客側からみた順序としては、
一、初炭
  亭主が炭点前をし、釜の湯を沸かします。使われる炭道具や香の入れ物「香合」を拝見します。
        
二、懐石
  一汁一菜から一汁三菜。また点心やお弁当など趣旨・趣向により工夫されます。
  お酒とともにいただきます。 
三、菓子・中立ち
  茶懐石の最後にデザートとして主菓子が出ます。その後、席改のために露地へ移ります。
        
四、濃茶
  茶事のメインである濃茶を亭主が点ててくださります。床の間には茶花が。
        
五、後炭
  炭の力が落ちてきますので、炭を継ぎたす炭点前。
六、薄茶
  メインの濃茶が終わり、すぐお開きというのも名残惜しいので、干菓子と薄茶をいただき
  和やかに過ごします。記念に写真撮影もあるでしょう。

  亭主とはこの部屋でお別れです。客は露地を通り、寄付きに戻り身支度を整え帰宅します。
  この間、約四〜五時間。でも、あっという間に感じます。

この炉の正午の茶事の順を基本に、「朝茶」「前茶」などのバリエーションがあります。

「朝茶」とは、七月や八月の猛暑の昼に客を招くことが無理な時節、五時や六時の早朝から九時〜十時、日が高くなる前の「夏の涼気を楽しむ」という心意気から生まれたもの。
暑気払いの効果や、暑い季節だからこその道具やしつらえを味わい、季節とともに歩むのを楽しむ茶事です。
特徴として、夏の早朝、釜に清新な朝の水をつぐという所作、懐石の料理も夏の朝ですから、焼き物は省き生の魚は使わない「一汁二菜」。
丁寧で正式を軸に 朝茶では、「初炭」「懐石」「菓子・中立ち」「濃茶・続き薄茶」という順序で、「後炭」を省略し、濃茶と薄茶を続けて点てることで時間を短縮し、サラサラと進めることが信条です。

夏のご馳走は「水」。亭主は、前夜からしっかりと道や露地に水を打ち、準備を始めます。
お客様には マイナスイオンたっぷりの露地や、夏ならではの道具の取り合わや花、献立を楽しみ、メインである濃茶を皆で味わっていただきたいです。

普段の稽古はこの「茶事」を楽しむ作法や心を学ぶもの。ですから、茶事は稽古の集大成。とはいえ この茶事は、どの段階でも客として楽しむことができます。本当の「日本のおもてなし」を体感できます。
今夏は、稽古社中は勿論、懐石料理を協力していただいいる割烹料理店の若手スタッフ三名、昨年からタイに転勤している華道の弟子、主人が経営するスペインレストランへアルバイトで来ている交換留学生のスペイン人女性と体験の方も大勢参加します。私はまさに今、準備に追われていますが、この生みの苦しみ無くして 成功はないので頑張ります!

 「茶の湯こそ せぬひともなき手すさみの 心のするは世にもまれなり」/道安(利休の息子)


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平成29年 8月 稽古日とイベントのお知らせ(*訂正あり)

2017年7月17日 Category: 稽古日のお知らせ
*平成29年 8月 稽古日のお知らせ*

*茶道教室 8月
・水曜日  16日、23日、30日   18時〜22時
・日曜日  13日、20日、27日    11時〜18時
・月1回 水曜日昼 (*訂正→) 23日     11時〜15時

*「朝茶事」を8月5、6日(土・日)の二日間、開きます。
 「朝茶事」とは、「夏の暑い季節、日が昇るまえの時間に集まり、お茶を一服楽しみましょう」 という指向の茶事です。その昔の電車のない頃は、四時頃に歩いて集り八時にはお開きとしていたことでしょうが、昨今では交通事情がありますので、我が家では七時席入です。
「炭点前」、「茶懐石(一汁二菜)」、「続き薄」、で行ないます。日が高くなる前の涼を味わう茶事なので、爽やかさが信条の夏の「茶事」です。

・朝茶準備 露地と庭の手入れ 7月29日、8月1日 10時〜18時(希望時間で自由参加)

*上記田無茶道教室の時間帯に、茶室にて華道稽古が可能です。お問い合わせください。

*華道教室 8月
・水曜日  16日、23日、30日   13時から17時 (*30日のみ15時から)
・土曜日  12日、19日、26日   13時から17時

・吉祥寺「花こころ」華道教室 18日 金曜日 10時半から12時半
・吉祥寺「花こころ」華道教室は、金曜午前中に希望があれば開催いたします。
 初心者から優しく指導しています。私のHP「連絡フォーム」よりお申し込みください。
 吉祥寺華道教室 一回3500円+花代(約1000円〜)
 吉祥寺「花こころ」HP ↓
  http://heartfelt-flowers.com

  *表参道 * 表千家茶道教室
・火曜日 22日  11時半から13時/13時半から15時
表参道教室は、私が管理できませんので、直接ワノコト表参道へご予約ください。
WAnokotoサイト→ http://www.wanocoto.com/lesson/omotesenke-sado.html
ご予約 →https://ws.formzu.net/fgen/S27680489/

*8月17日(木曜日) 11時より、吉祥寺「花心」にて「親子で華道ワークショップ」を開催します。
 この日は締め切りましたが、ワークショッップを希望の方は随時日時など相談承ります。
 「華道の歴史や花の命の生かし方」などをわかりやす説明します。実技も経験できます。
 夏休みの自由研究にぴったりですね? 親子で五千円、個人の方は四千円(花代別)です。
 「連絡フォーム」よりお申し込みください。

   *今年度より、『茶道体験』 水屋料込み 3000円、
          『華道体験』 花代別 3000円とさせて頂きます。
    ご理解くださいますようお願い申し上げます。


<能『七葉会』のお知らせ>
*稽古とは関係ありませんが、 8月11日(祝日)、12日 水道橋 宝生能楽堂にて能の合同発表会が開催されます。若手の先生方七名で「七葉会」という会での夏のおさらい会で、今年で7回目だそうです。私は 初日11日の13時頃出演します。今回は「紅葉狩」の素謡を5名で。私がシテで詠わせていただきます。勿論入場無料。“継続は力”の“力”を制作中(笑)。
両日、番組最後に先生方の仕舞が観れます!是非、いらしてください。


日々の稽古や、生徒の作品、ワークショップの様子などをF.B.に(たまに)アップしています。 https://www.facebook.com/茶道教室-華道教室-438381252917488/


西武新宿線沿い 西東京市 田無駅より徒歩11分の表千家茶道教室・池坊華道いけばな教室
蓮心会 高森 梨津子

「華道ワークショップ」の報告

2017年4月7日 Category: その他のお知らせ
 2年前、私が茶道と華道の稽古を始めてから、30周年を迎えることができました。
その記念に 導いてくださった全ての方へ感謝し、この「道」の素晴らしさを 少しでも伝えることが出来たらと、一般の方へ向けた『華道ワークショップ』を開催しはじめました。
 池ノ上のギャラリーを借り、池坊いけばなの「歴史」、「花形」、「生花」、「自由花」を4回にわけて講義と実技で伝えてきました。
毎回とても好評で やりがいがありました。
何より伝えるための勉強が自分自身の再勉強となり、とても充実した2年間でした。
しかし時間が割けなくなったのでお休みしすることを決めた時 『実は目の前にいる私の社中にこそ
一番伝えたい、是非聞いて貰いたい』と思っていたことに気付きました。
そしてその ちょうど同じ時、田無社中での「蓮心会 茶会・華展」に参加した茶道の生徒達から、
『華道にとても興味をもったので華道について教えて欲しい』との要望がありました。

 まさに『啐啄同時(そったくどうじ)』! 「碧巌録」の教えです。
 鶏が、生んだ卵を暖める。そして ヒナが殻の内側から『出たいよ〜』と殻をつつく。
 ずっと見守っていてた親鶏は、その瞬間を見逃さず 外から『出ておいで〜』と殻をつつく。
 鶏の親子に例えられるように、親子、師匠と弟子の“機縁の熟し”の大切さの教えです。

  以下のリンクもありましたのでご参照を。
http://www.eonet.ne.jp/~jinnouji/page9/houwa/page178.htm

さて、ワークショップのテーマは、『日本文化“華道”を知ろう』 。
 ① 華道の歴史、いけばなの起源から
 ② 「花を飾ること」と「建築様式」
 ③ 池坊いけばなの「華道」と「茶花」の違い、またフラワーアレンジメントとの違い
 ④ 実技:「茶花」「生け花」

平安時代の「寝殿造り」から鎌倉時代の「鎌倉建築」、そして室町時代の宋文化を積極的に取り入れた「書院造り」。時代と共に建築様式が変化し、時代に求められて文化が育まれる。
その意味を分かりやすくまとめたビデオをながしてから、レポートを配り詳しく説明。
足利義満の「北山文化」、義政の「東山文化」を伝えずして現在の茶道・華道は語れないのです。
華道の歴史=(イコール)日本の歴史なのです。面白そうでしょう?

1月は、大勢参加して下さりました。
1月の実技の茶花は、赤白の梅や木蓮、雪柳、木瓜、赤芽柳、そして椿等。
   
生け花の花材は、若松・千両・アイリス。水仙の生花も。 

1月に参加出来なかった方からのリクエストで3月にも開催。
3月の実技の茶花は、山茱萸・桃、そして椿など。 
生け花の花材は、桃・スイトピー・麦。 

 未経験者も稽古している社中も、それぞれに楽しみながら学んだ充実の一日でした。
参加者の皆さんから、『今までより茶室の茶花に深く関心をもつようになった。』『いつも通る道でも季節の草木に気付くようになった。』『簡単そうにみえる茶花でしたが、数本の枝花を選ぶのに これほど悩み大変なことだとは思わなかった。』など、多くの感謝の声をいただいています。

人生、まだまだ語れる年齢ではありませんが、私は多くの方に支えられ導かれ育てて頂いたのだとつくづく気付かされます。
また、一所懸命生きていれば、どんなことがらも 必然であったのだとも。
日々、感謝しています。

しかし、一日は「あっ」という間に時間が過ぎてしまうものですね。
でも焦らずじっくり学んでいきたいと思います。

来月5月に池坊いけばなの本部華展が開催されます。
28日の午後、華展ツアーをしますので(質疑応答出来ます)、ご希望の方はお申し込みください。
参加費は華展のチケット代のみです。


日々の稽古や、生徒の作品、ワークショップの様子などをF.B.に(たまに)アップしています。 https://www.facebook.com/


西武新宿線沿い 西東京市 田無駅より徒歩11分の表千家茶道教室・池坊華道いけばな教室
蓮心会 高森 梨津子

「蓮心会茶会&ミニ花展」の花展の写真追加

2017年3月23日 Category: その他のお知らせ
昨年10月23日に開いた田無稽古場初の「蓮心会茶会&ミニ花展」の写真の追加です。
いまだに近所の方々から 『この間は素敵な会に招いてくださり、ありがとうねえ〜〜』と、つい最近のことのように声を掛けてくださるので 我々もなんだかそんな時間がたった気がしないのですが、、いえいえ、もう 5ヶ月経ちましたね。。
詳しくは「その他のお知らせ」2016年11月11日 に報告していますのが、その時 花展の写真が揃わず掲載出来ていなかった写真です。お待たせしました!
掲載順にいきます。銅器に込み藁で立てた「古典調立花」、亜希さん。

素敵な色合いの糸菊をメインにした「立花 正風体」、和歌子さん。

御玄猪(おげんちょ)に花配りで 石化エニシダと竜胆の「生花 二種生け」、美和子さん。
杜若と庭の砥草・紅葉したドウダンツツジで「生花 三種生け」、王さん。

ストレチアを主役にした「生花 新風体」、勇さん。

水盤にコスモスを主役にした「自然調自由花」、劉さん。

細いガラスの花器にアスパラガスとピンポン菊の「自由花」、燕さん。

変形花器にダリアをメインにニューサイランの線を生かした「意匠的自由花」、順平君。

黒く丸い小さな変形花器に緑から黄色〜オレンジ〜赤と、秋の植物の持つ繊細で綺麗な色を生かした「自由花」、瞳さん。

私は、「杜若 生花一種生け」を古銅に 勿論、配りで生けました。

総計10杯。花形もバラエティに富み、この花展は本当にお客様に大好評でした。

そう、そして この花展をきっかけに、茶道の社中から『華道のことをもっと知りたい!』との声が上がり、今年1月と3月に、田無の稽古場にての「華道ワークショップ」開催とつながったのです。

その華道ワークショップの報告も楽しみにしていてくださいね~~


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西武新宿線沿 西東京市 田無駅より徒歩11分の表千家茶道・池坊華道いけばな教室
蓮心会 高森 梨津子