蓮心 表千家茶道教室 池坊いけばな華道教室

西武新宿線沿い西東京市田無駅より徒歩11分の表千家茶道・池坊華道教室

*平成30年 6月 稽古日のお知らせ*

2018年5月25日 Category: その他のお知らせ
*平成30年 6月 稽古日のお知らせ*

*茶道教室 6月
・水曜日  6日、13日、27日  18時〜22時
・土曜・日曜日  3日、9日、23日  12時〜18時
・月数回平日昼  27日(水曜日)  11時〜15時
         25日(月曜日)  13時半〜16時

*華道教室 6月
・水曜日  7日、14日、28日  13時〜17時
・土曜日  9日、23日、30日  13時〜18時

* 今月は行事の都合で 9、23日 土曜日に華道と並行しての稽古となります。
  ご理解をお願いいたします。

 *上記田無茶道教室の時間帯に、茶室にて華道稽古可能です。お問い合わせください。

*吉祥寺「ドスガトス」教室 14日 金曜日  10時半〜12時(月1回)
 「ドスガトス」は、スペイン料理店です。この店の一角をお借りして華道教室を開催します。
 どなたでも稽古できますので、連絡フォームからご予約ください。日時も相談可能です。
 http://www.dos-gatos.com/conts/shop_info/index.html

*表参道 WAnokoto 表千家茶道教室
・火曜日 12日、26日 11時半から13時/13時半から15時
表参道教室は、私が管理できませんので、直接ワノコト表参道へご予約ください。
WAnokotoサイト→ http://www.wanocoto.com/lesson/omotesenke-sado.html
ご予約 →https://ws.formzu.net/fgen/S27680489/

*6月催しのお知らせ
・靖国神社にて「史緑茶会」が開かれます。表千家で4席。
私の先生は「洗心亭」を持たれます。
参加ご希望の方は、5月中に連絡フォームよりお申し込みください。

*池坊いけばな巡回講座
池坊中央学院東京校にて2、9、10、16、17、23、24、30、7月1、7日
 清祥会の主管担当は 7月7日です。
 華道に興味ある方は、どなたでも参加可能です。希望の方は問い合わせください。

*清祥会 華道研究会
 6月24日(日) 御茶ノ水池坊東京会館 「生花」 柴田英雄教授

 *今年度より、『茶道体験』 水屋料込みで3000円。
        『華道体験』 花代別で3000円と致します。
  ご理解くださいますようお願い申し上げます。


日々の稽古や、生徒の作品、ワークショップの様子などをF.B.に(たまに)アップしています。 https://www.facebook.com/茶道教室-華道教室-438381252917488/

Instagram も始めました。 sado_kado_ritsuko か、
#高森梨津子#田無#茶道教室#華道教室#表千家#池坊などで検索してみてください。

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蓮心会 高森 梨津子

平成30年 2月 稽古日と初釜のお知らせ

*平成30年 2月 稽古日のお知らせ*

 茶道教室  2月
・水曜日    14日、21日、28日    18時〜22時
・日曜日   11日、18日     12時〜18時
・月1回平日昼  21日(水曜日)     11時〜15時

*田無茶道教室の時間帯に、茶室にて華道稽古が可能な場合もあります。
 直接お問い合わせください。

 華道教室  2月
・水曜日    7日、14日、21日     13時〜18時
・土曜日    10日、17日        13時〜18時
・2月の土曜日稽古は、3月3日に振替となります。
・吉祥寺華道教室 『花心(はなこころ)』 日(木)10時半から12時半 (月1回不定)
*24日 清祥会華道研究会・御茶ノ水学園にて
*28日 いけばなインターナショナル・石渡理史講師による池坊デモストレーション・御茶ノ水学園にて 13時〜15時半


*表参道 WAnokoto 表千家茶道教室
 今年度から、毎週火曜日に「表千家教室」を開講します。開講時間も増えました。
 (私は変わらず第2・4火曜、私の推薦した表千家講師が第1・3・5火曜を担当します。
 しばらくは、私が全日担当しますので 是非いらしてください。)
・火曜日  6日、13日、20日、27日  開講時刻はワノコトのHPをご覧ください。
 表参道教室は、私が管理できませんので、直接ワノコト表参道へご予約ください。
 WAnokotoサイト→ http://www.wanocoto.com/lesson/omotesenke-sado.html
 ご予約 →https://ws.formzu.net/fgen/S27680489/

*平成30年度「初釜」のお知らせ*
 「初釜」とは、新年を寿ぐ「茶事」。我が家では毎年立春に開きます。
 前茶形式(「炭」「濃茶」「茶懐石」「薄茶」)で11時から開く正式な茶事です。
 初心者から上級者まで、一緒に参加し、楽しむことが出来ます。
 ご希望の方は、直接お尋ねください。

*尚月会「新年能」のお知らせ*
 2月25日(日曜日) 川崎能楽堂にて13時から
 私の演目は「経政」。無本、連吟。そして、初めて「橋弁慶」の仕舞にも挑戦します。
 鑑賞無料。昨年同様、蓮心会社中にて添釜を致します。
 お気軽にお越しくださいませ。


*今年度より、『茶道体験』 水屋料込みで3000円。
       『華道体験』 花代別で3000円と致します。
 (体験後入会されるのが当月の場合、実費を除いた体験料は返金致します。)
  ご理解頂けますようお願い申し上げます。


日々の稽古や、生徒の作品、ワークショップの様子などをF.B.に(たまに)アップしています。 https://www.facebook.com/茶道教室-華道教室-438381252917488/


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「道」ってなあに?

2018年1月5日 Category: その他のお知らせ
皆様、明けましておめでとうございます。

平成三十年の干支は戊戌(つちのえいぬ)。1月2日には怖いくらい美しいお月様、そして今年は月食が
2回も見られるとのことで ワクワクしている私ですが、陰陽五行思想に詳しい友人曰く『土と土との組み合わせ=比和=土の性質が重なり強い年』だそうで、いわゆる土地が動く(地震など?)、
また、あらゆる「変動の年」になるとのことです。
人それぞれの運勢は自分の干支との組み合わせで変わるのでしょうから、私にはよくわかりませんが、何か<新しい動き>が生まれる年なのかもしれないと感じています。

私の今年のテーマは、「出会い」。
「一期一会」という言葉に代表されるように一瞬一瞬を大切に生きているつもりの私ですが、
つい 忙しさに流されてもしまいます。
年末年始はそんな一年を振り返り、反省とともに新たな目標をたてられる貴重な時節ですね。
今年は特に「出会い」を大切に、毎日を丁寧に過ごしたいと思います。

今日は昨年投稿し切れなかった事柄を記載します。“道”について、です。
(11月13日のブログへも写真などの追加投稿できました。)

夏休みに「親子で華道教室」を開催した際、私自身改めて“道”という言葉の意味を調べました。
そこで『道 ってなあに ?』をテーマに「華道、“いける”とは?」「華道の歴史」を
小学四年生の男の子たちと一緒に話しながらノートに書き、秋の七草を実際に生けました。

   
 感想は、『凄んごく 面白かった! イエイ! やったね!』。(笑)
帰宅後 自分たちなりに歴史を調べて、生けた花のデッサンに色付けして、立派な自由研究に仕上げたそうです。私も素直な男の子たちの真剣な姿勢に癒され、とても楽しい時間でした。

さて、この私たちが 当たり前に受け入れ わかったつもりになっている「道」という言葉。
実は、この言葉が定着したのは明治時代なのだそうです。
確かに、千利休が活躍していた頃は「茶の湯」と云われていましたものね。
江戸時代までは 剣道・柔道などの武術は「剣術」「柔術」など全て「術」。
華道は「立花(りっか)」、香道は「聞香(もんこう)」、書道は「書・手習い」でした。

何故 明治時代に「術」が「道」という言葉となったのか、私なりに想像してみました。
明治維新により改革され劇的に変動した時代。西洋の芸術、新たな思想や、異文化の導入も盛んでした。人々の意識や価値観も大きく転換したことでしょう。
それまで日本人同士の間で当たり前に通じ合っているはずの概念などを改めて言葉で示唆する必要に迫られたのではないか?政府の意図も何かしらあったでしょう。
新しい思想が入り、時代が急激に変わっていくことにより日本人の意識も変わっていく・・ その混乱を何らかの方法で統括する必要が生まれ、日本人の精神性を重んじるスピリットを “道” というその一文字に込めたのではないか?

本来 「道」という漢字は、古代中国で老子が「道(タオ)」という 事物や世界の本質、人としての生き方、その根底に迫る意味をもつ言葉です。その思想、概念を元に「〇〇道」となったのかもしれませんね..
(*話はそれますが昨年10月、この件について調べている時、生徒の在籍する東京大学の公開講座に誘われ 安冨 歩教授の<「道」とは何か? 『論語』と『老子』の世界観 >の講座を受講することできました。分かりやすいお話と教授の真摯な姿勢に感動し、とても勉強になりました。)

   ⇦安冨 歩教授 素敵な方でした。
(本題に戻ります。)

我々 茶道・華道などに用いられる “道” の言葉が意味するものとは?
私の見解を記します。
 「道」とは、< 結果ではなく、過程(プロセス) >。

西洋から導入した多くのスポーツの「勝つ」こと、<結果>が 重要ではないのです。
(勿論西洋のスポーツにも礼を重んじるものもありますので一概には言えませんが。)

  「◯◯道」の“道”とは、それらを媒体に 学び続けるとこを通して
  自らの生き方や自然の悟りを得るための “道” 。

 「悟ろうとする努力の経過」が“道”。
 “未完の美” の価値観、なのです。

分かりづらいかもしれませんが、ここが西洋の芸術の つねに新しいものを求めて発展進歩を求めるところと、根本的に違うところかもしれませんね。
しかし ここが、私のこの道の一番好きなところでもあります。

終わりがないからこそ、完成がないからこそ、勝ち負けがないからこそ、深い意味がある世界。
一生かけて学ぶ意味のある素敵な世界です。
今年も皆さんと出会い、一緒に学べることを楽しみにしています。


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外国人の方へ「茶事」で おもてなし

2017年11月13日 Category: 茶道のお知らせ, その他のお知らせ
 『今、日本がクール! 』 京都は勿論、富士山、秋葉原、、昨年日本を訪れた外国人は約2.400万人。わずか5年で3倍に増えたそうです。身近な街のあちこちで日々観光客を見かけるようになりましたね。2020年の東京五輪へ向けて私たちはさらに多くの外国人を迎えることになるでしょう。

 思いおこせば数年前 我が家でも、学芸大学の交換留学生30名位のへ茶道指導をしました。「座禅(呼吸法)」「茶庭からの席入り」「茶道の歴史」「茶室での礼法(炭点前・拝見の仕方・それぞれの意味)」「二人一組で実際に一服点て、いただききあう礼法の体験」などを行いました。『日本は素敵!』と若き学生たちが語るキラキラした瞳が印象的でした。
 個人的にも10年以上前から友人の依頼で、スペイン、ドイツ、イギリスなど各国の客人への茶道体験を開いています。華道でも 日本の大学生へ華道講師をさせていただいたり 華道ワークショップを開いたりして日本の文化を伝えることをし続けています。その経験を通して私が一番感じることは、『多くの日本人が自国の文化を知らないでいる』ということです。

 実は私、1987年(丁度30年前ですね) NYへ遊学しました。たった2~3ヶ月程でしたが、その時現地で知り合った日本人が あまりに日本の文化を知らないまま外国で暮らしていることに とてもショックを受けました。茶道・華道を習い始めていた私は、『どの国の文化もそれぞれに素晴らしい。でも真の国際交流とは、まず自国の文化を知り、紹介しあうことから始まるのでは?』と気付いたのです。
『これから益々、世界へ旅立つ日本人が増えるはず。そうした方々へ私が茶道・華道を伝えていけるよう学ぼう』と決意し帰国。夢中で稽古を重ね 今の私がいます。が、30年経ちその状況は当時より改善されているのでしょうか? (一概に言えませんが)英会話に堪能な人は増えても文化を学ぶ人は減少しているのではないかと感じます。そうだとすると とても残念なことです。

 我が家の教室では2年程前から中国人(日本語堪能)が数名稽古へ来ています。彼女たちと話をしていて気が付いたことがあります。
一人の生徒が云いました。『私は日本へ留学したくて必死に日本語を勉強してきました。そして日本に住むことが出来た今、中国のことが大好きな方々が私に中国の歴史などを詳しく聞いてきます。しかし、私は自国 中国のことをあまり勉強してきませんでした。それが今、恥ずかしいです。』と。
それを聞いた時に、どこの国でも同じなんだと分かりました。そして、日本人に伝えたい と こだわることを止めました。時間はかかるかもしれないけれど、私は国籍は関係なく 伝統文化「茶道・華道」を学びたい体験したいと願う方へこの素晴らしい文化を正しく伝えていくことが大切なんだと決意を新たにしました。思えば、日本人は昔から自国の良きものの多くを外国の方から教えられて気が付いています。上高地や桂離宮に代表される観光地や仏像・絵画もしかり。最近は盆栽も、外国の方の『クール!』で見直されていますものね。

 今年九月、生徒の友人から「海外から来日する西洋からの外国人を茶道で もてなしてほしい。」との依頼を受けました。依頼者の日本の方々も茶道を全く知らないので一緒に参加したい とのことでした。

茶道のおもてなしの極意は「茶事」です。せっかくなら表面的なことだけではなく、今までの私の経験を駆使し工夫すれば茶道の極意を体感していただけるのではないか、と内容を企画。
丁度同時期に 中国から一週間集中稽古のために来日する中国人女性と、スペインへ転勤する前の二ヶ月短期学習に学びに日本人女性が来ていたので、その生徒達にもこれは一番の勉強になると 平日に二週連続で「茶事(ダイジェスト版)の会」を開催しました。

 内容は、正式な茶事の流れを体験してもらうもので、①「寄付き」②「茶庭で蹲踞を使用し席入り・拝見・挨拶」③「炭点前・炭や香合の説明」④「一汁一菜の精進茶懐石と一献」⑤「濃茶・続き薄」。最後に「質疑応答」と「記念撮影」。
外国の方は正座が出来ませんから椅子も用意し、時間をかけないことに留意しました。
 写真は ④の精進料理の一部、一膳の内容は「玉蜀黍ご飯、昆布の出汁椀にとろろ昆布と刻んだ枝豆と梅干し、向こう付けは、胡麻豆腐(下に自家製味噌)。」
煮物椀の代わりに八寸「昆布の素揚げと、獅子唐」と日本酒。
   
全て私の手作り。当日の半東にはこれらの作り方を教えました。
両日とも、お客様からは『茶道の奥深さを感じることが出来た』と 大感動・大満足していただけました。なかなか、お開き出来ないくらい沢山の感謝の言葉を頂きました。
西洋の方々(6名)には写真撮影も構わないと伝えたのですが、静かに流れる時間に感動してくださり、シャッター音の全くしない茶の湯の時間を全身で味わってくださいました。

 中国人女性と日本人女性と私で一緒に露地で撮影した写真はあります。とても神秘的。
      華道の稽古も2回。

写真右上の中国から一週間茶道と華道の稽古のためだけに来日していたECHO(余 紅梅)さんは、日本語は勿論 ほとんど英語も話せないなか、六日間 身振り手振りで伝える私の厳しい稽古に一所懸命ついてきました。
  
そうして、最終日にお礼をしたいと 中国茶の儀式を披露してくれました。
それが、とても本格的で同じお茶の葉を時間をかけて何度も味わい、その違いを楽しむ式法でした。私達の茶道の式法より長い時間を要します。その儀式に参加し拝見している時に、納得できました。彼女は住んでいる場所は違っても 同じ「道」を極める同士だから この一週間を乗り越えられたのだと。
素晴らしい出会いであり、私にとっても深い勉強でした。

 茶道の世界、深さを言葉で説明することはとても難しいです。私は残念ながら英会話はほとんど忘れてしまいましたが、大切なことは「感じる」こと、と信じています。絵画を観る時も私たちは頭で理解しようとしていませんものね。
私が外国の方へ、あえて「茶道(茶事ダイジェスト版)の会」で 日本のおもてなしをしたい理由は、言葉を超えた何かを感じてもらいたいから。
身体で感じ 感動することで、もう一歩先を覗いてみたい そしてそれを「知りたい」と突き動かされるものだと思うから。そんな一瞬を感じていただきたい。それが趣旨です。

 最近、外国人に日本文化を紹介する(インバウンドと言うのですね)「Vacation Japan」『日本の伝統文化スペシャリスト(茶道・華道)』に登録されました。外国の方から直接アポが来るそうです。どうしましょう(笑)
少しは英会話を勉強し直さなくてはなりませんね? いやいや、自信ないなぁ・・
ん? 継続は力?・・はい。 頑張ります(汗;)


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平成29年 9月稽古日のお知らせ

*平成29年 9月 稽古日のお知らせ*

*茶道教室 9月
・水曜日   6日、13日、27日     18時〜22時
・日曜日   3日、17日、24日     12時〜18時
・月1回不定 27日(水曜日)     11時〜15時

*上記田無茶道教室の時間帯に、茶室にて華道稽古が可能な場合もあります。お問い合わせください。

*華道教室 9月
・水曜日   6日、13日、27日    13時〜17時
・土曜日   9日、16日、30日    13時〜17時


・吉祥寺華道教室 『花心』  8日 金曜日 10時半から12時半 (月1回不定)

*表参道 WAnokoto 表千家茶道教室
・火曜日 12日、26日 11時半から13時/13時半から15時
表参道教室は、私が管理できませんので、直接ワノコト表参道へご予約ください。
WAnokotoサイト→ http://www.wanocoto.com/lesson/omotesenke-sado.html
ご予約 →https://ws.formzu.net/fgen/S27680489/


* 『日本文化“茶道・華道”入門講座』開講のお知らせ

 9月14日(木曜)、15(金)田無教室にて 『日本文化“茶道・華道”入門講座』を 開きます。
内容:日本文化を学びたいと希望する方、国籍・年齢・性別を問わず「茶道」「華道」の歴史や所作の意味、などわかりやすく説明し体感できます。日本人の海外留学(転勤)前の方や日本文化に興味のある外国の方などに 最適です。どなたでも参加できます。
 参加費用:1万円
 時間:13時から17時。私は日本語しか話しませんので、ご理解ください。(通訳同伴は自由です)
 
 参加ご希望の方には、詳しく直接お知らせいたします。問い合わせフォームから連絡をください。


* 映画『花戦さ』上映のお知らせ

埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 茨城県内で、花戦さが上映されます。
池坊特別観賞券も使えます。終了日は未定ですので、早めにご覧ください。

 ・8月27日~埼玉県深谷市 深谷シネマ
 ・9月16日~東京都世田谷区 下高井戸シネマ
 ・9月16日~茨城県笠間市 笠間ポレポレホール
 ・9月23日~千葉県野田市 イオンスペースシネマ野田
 ・9月30日~神奈川県厚木市 アミューあつぎ映画.com

 あの迫力は、映画館で是非 体感ください!

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「茶事」と「茶会」について 

2017年7月28日 Category: 茶道のお知らせ, その他のお知らせ
前回、「茶事」・「朝茶」とは? を 書きました。
では「茶会」とは? も説明しておこうかと思うので、書き足しておきます。

「茶事」とは、客を招いて、懐石・濃茶・薄茶をもてなす正式な茶のこと と説明しました。
我が家では基本的に、「初釜」と「朝茶」を開きますが、茶事自体は亭主の目的により、いつ、なんどきに開いても良いものです。
 初秋の夕方に行う「夕ざりの茶事」、冬の夜長を楽しむ「曙の茶事」や「夜咄(よばなし)」。夜の闇の中で蝋燭の明かりを手がかりに運ばれる茶事は、ベテランならではの醍醐味があります。
11月初旬には、茶壺の口を開ける「口切り」の茶事。今の時代はいつでも抹茶を購入できますが、昔はその家の一年分の葉茶を5月に茶園で摘み、茶壺に入れて発酵させ 立冬を過ぎた頃、開けるのです。一年に一回のその御宅の新茶を開ける瞬間に立ち会える茶事ですから、茶の正月と呼ばれるとてもおめでたい会です。
他には、参加できない茶事のその流れを味わう「跡見の茶事」、食事を省略する「飯後の茶事」、不意に訪れた客をもてなす「不時の茶事」、などなど。
 「祝い、追善、雪月花、行事、季節、時刻、趣向」を軸に必ずなんのために催す茶事なのか、その目的それぞれの趣向で開かれます。亭主は、その目的に沿った道具組み、献立、客組みを考え準備します。

亭主は、客にはあらかじめ説明し、了解をとった上で 改めて書状で案内狀を出します。そこにその茶事の趣旨と日時、場所、連客の氏名などが明記されています。
客の心得としては、受けた案内に対して 参、不参の返事をし 万難を排して出席する覚悟を持ちます。
考え方としては、結婚式に招かれたと同じことと捉えたらわかりやすいでしょう。同じことです。

ここまで書くと、「茶会」との違いがわかりやすいと思います。

「茶会」というのは、「大寄せ」とも云われるように茶道を学んでいる方もそうでない方も、興味のある方大勢がお見えになり、一緒に抹茶一服を頂くことができる場です。
茶会へ行きたい方は、茶券を購入し(数千円から数万円)、会場でその部屋に沿った人数で席入りし、お菓子とお茶をいただき、道具を拝見して楽しみます。
茶席は一席おあれば、4〜5席など大きなものまで様々。各席に席主という席をかけた方がいて、それぞれの茶室の室礼などを気軽に楽しむことができます。
京都の大徳寺では、毎月利休様の命日 28日に、「月釜」という茶会が開かれています。とてもレベルの高い茶会ですが、どなたでも参加することができます。
春、秋の外が気持ちの良い季節気持ちの良いには、「野点」という茶会もあります。

また、陶器など作家さんの展覧会や、文化的発表会などに 茶の湯で華を添える「添釜」も。
百貨店などで見かけた方も多いのではないでしょうか?
私の教室では例年2月に開かれる「新年能」の会で 添釜をしています。

招かれた方のみ(経験の有無は問いません)で開かれる最も正式な「茶事」。
券を購入しどなたでも参加できる「茶会」や、その場で楽しめる「添釜」。
どれも「粗茶一服」の姿勢には変わりませんが、茶の湯の本質に触れるのは「茶事」といえるでしょう。

写真が見つかったら、いつか追加しておきますね。
まだ 『想像がつかない!』と 思われた方、是非体験へいらしてください。『百聞は一見に如かず』です。


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「朝茶」「茶事」とは?

2017年7月24日 Category: 茶道のお知らせ, その他のお知らせ
我が家の茶道教室では、年に二回「茶事」を開催します。
冬は2月初めに「初釜」、夏は8月初めに「朝茶」を開くことにしてます。
そこで 今回はこの「茶事」について少し書いておこうと思います。
さて、「茶事」とは?

「茶事」とは、一般に 懐石料理といわれる茶の湯のための料理を伴った茶のもてなしのこと。
客をもてなす丁寧な形式の茶の湯で、正式な茶の湯のことでもあります。
「正式な茶の湯」とは、濃茶をもてなすことを中心に、その濃茶を美味しく点てられるために炉や風炉に炭をつぐ「炭点前」をし、濃茶を美味しく味わっていただくための料理をすすめ、また濃茶だけでなく、薄茶をもてなす仕組みです。

その「茶事」の基本となっているのが「炉の正午の茶事」と云われる手順です。

  茶事に招かれ、当日定刻少し前に亭主宅や会場へ伺います。
  先ず初めに「寄付き」と呼ばれる部屋で、身支度を整え、連客と挨拶したり
  客が揃うまで寄付きを拝見して待ちます。
  亭主側の方から「露地」へ移動するよう促されます。露地で、気持ちを整えて待ちます。
  亭主の「迎えつけ」と云われる挨拶があります。茶事は、ここからがスタートです。
     客側からみた順序としては、
一、初炭
  亭主が炭点前をし、釜の湯を沸かします。使われる炭道具や香の入れ物「香合」を拝見します。
        
二、懐石
  一汁一菜から一汁三菜。また点心やお弁当など趣旨・趣向により工夫されます。
  お酒とともにいただきます。 
三、菓子・中立ち
  茶懐石の最後にデザートとして主菓子が出ます。その後、席改のために露地へ移ります。
        
四、濃茶
  茶事のメインである濃茶を亭主が点ててくださります。床の間には茶花が。
        
五、後炭
  炭の力が落ちてきますので、炭を継ぎたす炭点前。
六、薄茶
  メインの濃茶が終わり、すぐお開きというのも名残惜しいので、干菓子と薄茶をいただき
  和やかに過ごします。記念に写真撮影もあるでしょう。

  亭主とはこの部屋でお別れです。客は露地を通り、寄付きに戻り身支度を整え帰宅します。
  この間、約四〜五時間。でも、あっという間に感じます。

この炉の正午の茶事の順を基本に、「朝茶」「前茶」などのバリエーションがあります。

「朝茶」とは、七月や八月の猛暑の昼に客を招くことが無理な時節、五時や六時の早朝から九時〜十時、日が高くなる前の「夏の涼気を楽しむ」という心意気から生まれたもの。
暑気払いの効果や、暑い季節だからこその道具やしつらえを味わい、季節とともに歩むのを楽しむ茶事です。
特徴として、夏の早朝、釜に清新な朝の水をつぐという所作、懐石の料理も夏の朝ですから、焼き物は省き生の魚は使わない「一汁二菜」。
丁寧で正式を軸に 朝茶では、「初炭」「懐石」「菓子・中立ち」「濃茶・続き薄茶」という順序で、「後炭」を省略し、濃茶と薄茶を続けて点てることで時間を短縮し、サラサラと進めることが信条です。

夏のご馳走は「水」。亭主は、前夜からしっかりと道や露地に水を打ち、準備を始めます。
お客様には マイナスイオンたっぷりの露地や、夏ならではの道具の取り合わや花、献立を楽しみ、メインである濃茶を皆で味わっていただきたいです。

普段の稽古はこの「茶事」を楽しむ作法や心を学ぶもの。ですから、茶事は稽古の集大成。とはいえ この茶事は、どの段階でも客として楽しむことができます。本当の「日本のおもてなし」を体感できます。
今夏は、稽古社中は勿論、懐石料理を協力していただいいる割烹料理店の若手スタッフ三名、昨年からタイに転勤している華道の弟子、主人が経営するスペインレストランへアルバイトで来ている交換留学生のスペイン人女性と体験の方も大勢参加します。私はまさに今、準備に追われていますが、この生みの苦しみ無くして 成功はないので頑張ります!

 「茶の湯こそ せぬひともなき手すさみの 心のするは世にもまれなり」/道安(利休の息子)


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「華道ワークショップ」の報告

2017年4月7日 Category: その他のお知らせ
 2年前、私が茶道と華道の稽古を始めてから、30周年を迎えることができました。
その記念に 導いてくださった全ての方へ感謝し、この「道」の素晴らしさを 少しでも伝えることが出来たらと、一般の方へ向けた『華道ワークショップ』を開催しはじめました。
 池ノ上のギャラリーを借り、池坊いけばなの「歴史」、「花形」、「生花」、「自由花」を4回にわけて講義と実技で伝えてきました。
毎回とても好評で やりがいがありました。
何より伝えるための勉強が自分自身の再勉強となり、とても充実した2年間でした。
しかし時間が割けなくなったのでお休みしすることを決めた時 『実は目の前にいる私の社中にこそ
一番伝えたい、是非聞いて貰いたい』と思っていたことに気付きました。
そしてその ちょうど同じ時、田無社中での「蓮心会 茶会・華展」に参加した茶道の生徒達から、
『華道にとても興味をもったので華道について教えて欲しい』との要望がありました。

 まさに『啐啄同時(そったくどうじ)』! 「碧巌録」の教えです。
 鶏が、生んだ卵を暖める。そして ヒナが殻の内側から『出たいよ〜』と殻をつつく。
 ずっと見守っていてた親鶏は、その瞬間を見逃さず 外から『出ておいで〜』と殻をつつく。
 鶏の親子に例えられるように、親子、師匠と弟子の“機縁の熟し”の大切さの教えです。

  以下のリンクもありましたのでご参照を。
http://www.eonet.ne.jp/~jinnouji/page9/houwa/page178.htm

さて、ワークショップのテーマは、『日本文化“華道”を知ろう』 。
 ① 華道の歴史、いけばなの起源から
 ② 「花を飾ること」と「建築様式」
 ③ 池坊いけばなの「華道」と「茶花」の違い、またフラワーアレンジメントとの違い
 ④ 実技:「茶花」「生け花」

平安時代の「寝殿造り」から鎌倉時代の「鎌倉建築」、そして室町時代の宋文化を積極的に取り入れた「書院造り」。時代と共に建築様式が変化し、時代に求められて文化が育まれる。
その意味を分かりやすくまとめたビデオをながしてから、レポートを配り詳しく説明。
足利義満の「北山文化」、義政の「東山文化」を伝えずして現在の茶道・華道は語れないのです。
華道の歴史=(イコール)日本の歴史なのです。面白そうでしょう?

1月は、大勢参加して下さりました。
1月の実技の茶花は、赤白の梅や木蓮、雪柳、木瓜、赤芽柳、そして椿等。
   
生け花の花材は、若松・千両・アイリス。水仙の生花も。 

1月に参加出来なかった方からのリクエストで3月にも開催。
3月の実技の茶花は、山茱萸・桃、そして椿など。 
生け花の花材は、桃・スイトピー・麦。 

 未経験者も稽古している社中も、それぞれに楽しみながら学んだ充実の一日でした。
参加者の皆さんから、『今までより茶室の茶花に深く関心をもつようになった。』『いつも通る道でも季節の草木に気付くようになった。』『簡単そうにみえる茶花でしたが、数本の枝花を選ぶのに これほど悩み大変なことだとは思わなかった。』など、多くの感謝の声をいただいています。

人生、まだまだ語れる年齢ではありませんが、私は多くの方に支えられ導かれ育てて頂いたのだとつくづく気付かされます。
また、一所懸命生きていれば、どんなことがらも 必然であったのだとも。
日々、感謝しています。

しかし、一日は「あっ」という間に時間が過ぎてしまうものですね。
でも焦らずじっくり学んでいきたいと思います。

来月5月に池坊いけばなの本部華展が開催されます。
28日の午後、華展ツアーをしますので(質疑応答出来ます)、ご希望の方はお申し込みください。
参加費は華展のチケット代のみです。


日々の稽古や、生徒の作品、ワークショップの様子などをF.B.に(たまに)アップしています。 https://www.facebook.com/


西武新宿線沿い 西東京市 田無駅より徒歩11分の表千家茶道教室・池坊華道いけばな教室
蓮心会 高森 梨津子

「蓮心会茶会&ミニ花展」の花展の写真追加

2017年3月23日 Category: その他のお知らせ
昨年10月23日に開いた田無稽古場初の「蓮心会茶会&ミニ花展」の写真の追加です。
いまだに近所の方々から 『この間は素敵な会に招いてくださり、ありがとうねえ〜〜』と、つい最近のことのように声を掛けてくださるので 我々もなんだかそんな時間がたった気がしないのですが、、いえいえ、もう 5ヶ月経ちましたね。。
詳しくは「その他のお知らせ」2016年11月11日 に報告していますのが、その時 花展の写真が揃わず掲載出来ていなかった写真です。お待たせしました!
掲載順にいきます。銅器に込み藁で立てた「古典調立花」、亜希さん。

素敵な色合いの糸菊をメインにした「立花 正風体」、和歌子さん。

御玄猪(おげんちょ)に花配りで 石化エニシダと竜胆の「生花 二種生け」、美和子さん。
杜若と庭の砥草・紅葉したドウダンツツジで「生花 三種生け」、王さん。

ストレチアを主役にした「生花 新風体」、勇さん。

水盤にコスモスを主役にした「自然調自由花」、劉さん。

細いガラスの花器にアスパラガスとピンポン菊の「自由花」、燕さん。

変形花器にダリアをメインにニューサイランの線を生かした「意匠的自由花」、順平君。

黒く丸い小さな変形花器に緑から黄色〜オレンジ〜赤と、秋の植物の持つ繊細で綺麗な色を生かした「自由花」、瞳さん。

私は、「杜若 生花一種生け」を古銅に 勿論、配りで生けました。

総計10杯。花形もバラエティに富み、この花展は本当にお客様に大好評でした。

そう、そして この花展をきっかけに、茶道の社中から『華道のことをもっと知りたい!』との声が上がり、今年1月と3月に、田無の稽古場にての「華道ワークショップ」開催とつながったのです。

その華道ワークショップの報告も楽しみにしていてくださいね~~


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蓮心会 高森 梨津子

「桃の節句」

2017年3月3日 Category: その他のお知らせ
「灯りをつけましょぼんぼりに、
 お花をあげましょ桃の花・・・」
萌え出た草木が勢いづき、「いや生(お)い茂る」弥生(やよい)月。

梅や水仙など、冬の厳しい寒さの中に懸命に開く草木から、連翹や菜の花など明るい花草木が目につくようになりました。そんな自然界の徐々に移りゆく姿に気付く時、心も朗らかに温かい気持ちになりますね。

三月三日の「ひな祭り」は、「桃の節句」ともいわれ、ひな人形や桃の花を飾り 女の子の健やかな成長と幸せを祈りお祝いする行事です。
桃は中国原産で、古来から邪気を払い長寿を約束する仙木、仙花とされています。
桃の花の美しさは「紅(くれない)にほふ」と讃えられる女性の象徴。雛祭りには欠かせませんね。

この時季、茶道では「桃花笑春風」「柳緑花紅」に代表される語句の掛物を掛け、茶花は桃に合わせて菜の花、姫土佐水木などを床の間へ生けます。
海松貝(みるがい)模様の炉縁、貝合わせ香合、菱餅形の水指や蓋置きなど 春らしい道具や、雛祭りに関連する室礼(しつらい)を楽しみます。
お菓子は「引千切(ひきちぎり)」と云う蓬餅を引きちぎった様子の主菓子 や、雛あられ、貝尽くしの干菓子などが茶室を華やかに盛り上げます。
「春の野」と云う主菓子もこの頃の定番です。

華道では、桃の花やスイトピー・麦を合わせた自由花や、生花では桃の一種や桃と菜の花で二種、 また桃に雪柳、ラッパ水仙などで三種も素敵です。 他にも赤目柳や木蓮、山茱萸、小手鞠などの枝ものにフリージアや春蘭などの春の草花を取り合わせて楽しみます。
華道の生花を学んでいると良くわかるのですが、桃は木に面白い特徴があります。 伸びた枝先が途中で留り、その直ぐ下から新たに横枝が丸く伸びていきます。それを繰り返して育っていきますので、桃の木は遠くから見ると「丸〜るい」イメージなのです。
梅や桜や木瓜などとは枝ぶりが全く異なります。


 さて、毎年雛祭りが近づくと 子供の頃に母と一緒に過ごしたひと時を懐かしく思い出します。
家のは小さな雛段でしたがその小ささが好きで、箱から一つずつ人形のパーツをとり出して丁寧に組み立てていきました。(この写真はイメージです)
近所のお姉さん達は一番上段の「お内裏様」と呼ばれる花嫁花婿のような男雛、女雛に夢中でしたが、何故か私は上から二段目の三人官女が持つ長柄の銚子や、三段目の五人囃の小鼓や笛、また脇にある桃や橘の木などの小道具がとても好きでした。
今思うと、家のは桃ではなく桜の花だったと記憶しています。あらためて日本人形屋さんを覗いてみると桜が多いように思います。桜も「魔除け」「邪気払い」の力を持ち、橘は「不老長寿」を願う役割もあるとのこと。どちらも健やかに過ごすための象徴なのですね。

この五節句の一つ、雛祭りが今の様に設定されたのは江戸時代中期。
五節句には 一月七日[人日]、三月三日[上巳]、五月五日[端午]、七月七日[七夕]、九月九日[重陽] がありますが、この頃に一般庶民の間でさまざまな文化が繁栄したのですね。
ひな人形もこの頃から「座り雛」となり、嫁入り道具となったことで豪華なものが作られるようになったそうです。

  「雛まつり」のルーツを私なりに少し調べてみました。

古くは「上巳(じょうし)の節句」と云い、旧暦三月上旬 巳の日、古代中国(後漢)ではこの日に水辺で身体を清め、酒に水を注ぐ祓禊(ふっけい)(みそぎはらえ)の儀式があったそうです。
それが平安時代に日本に伝わり、和紙で人の形を切り抜いた形代(かたしろ)を作り、それで身体を撫でたり、息を吹きかけたりして身についた穢れを移して川に流す風習となったようです。
『源氏物語』の須磨に巻にも、源氏の君が祈祷師を頼んで人形を海に流すという件がありましたね。
また、この「水」と「酒」の厳かな儀式を娯楽にしたのが「曲水宴(きょくすいえん)」で、今も京都上加茂神社などで庭園の曲水に盃を浮かべ、流れ着くまでに詩歌を詠むという雅な遊びが催されています。

「流し雛」の風習は、今でも鳥取県や奈良県、兵庫県、岡山県などの地域で行なわれていて、
その様子をテレビで見たことがあります。
とても幻想的な風景でした。

実は日本でも、古代から農耕儀礼として人の形に作った「人形」を撫でて自分の罪や穢れを移し、息を吹きかけて海や川に流す風習や、幼子に病気や災いがふりかからぬよう天児(あまかつ)・這子(ほうこ)と呼ばれる「人形」を枕元に置いて災厄を移し負わしたり、お守りにしたりする独自の風習があったそうです。
また同じ頃、貴族階級の幼女たちは、男女一対の「人形」や「調度品」でままごとをする「ひいな遊び」がさかんでした。(「ひいな」は「雛」のことで、小さくて可愛いものをさします。)いつの時代も女の子が人形を好んで遊び、紙製の人形に衣装を着せて、その美しさを競い合ったあこがれの縮図だったのでしょうね。


  こうした中国伝来の邪気を払う風習、平安時代の宮中行事「曲水の宴」、そして日本古代からの民族事例が合わさって、女の子の健康と幸せを願う気持ちを「人形」に託して祝う形が現代の「雛まつり」の原型ではないか、ということがわかりました。

このように 紐解いてみると、「人の穢れを移して海や川に流すことで災いを取る」という本来の意味が潜んでいることがわかりました。

その昔、一所懸命組み立てた可愛いお飾りなのに、急いで片付けてしまうのは偲び惜しいと グズっていた私ですが、『お節句が終われば早く片付けるように』『早く片付けないと縁遠くなる!』と云われてきた意味に合点がいきました。
(正直に白状すると、片付けはちょっと面倒くさいとの理由もあったのですが・・汗;)

では、飾る時期を早めればいいのでは?と、調べてみると、地域で様々なしきたりが残っているようです。一番ピンときたのは、二十四節季の「雨水(うすい)」に飾ると良いとの説。今年(H29)の雨水は二月十七日でした。
雨水とは 雪が雨に変わる、雪や氷が解けて水となる。という意。「水温(みずぬる)む」と云う言葉が茶席でもよく聞かれる時節です。「雨水に雛人形」、来年は覚えておくことにしましょう。


さて、おひな様を飾る時「男雛、女雛、右か左か?」が不安になる方多いですよね。
関西と関東で逆だとか?さて、どちらなのでしょう。
その答えは京都の地図を理解する必要があるようです。
まず、内裏(だいり)雛は、京都御所「紫宸殿(ししんでん)」を模して完成されたものです。
その紫宸殿から見た左、右を根拠に考えられますので、「向かって右に男雛、向かって左に女雛」。そして左大臣は向かって右、右大臣は向かって左。また 左近の桜は右に、右近の橘は左に飾ります。『左近の桜・右近の橘』。
京都の人々は御所を中心に暮らしてきましたから、銀閣寺のある向かって右の方が左京区、嵐山の方が向かって左で右京区なのです。
左京は東に位置し、太陽が昇る「陽」の方角、右京は西で太陽の沈む「陰」の方角でもあります。
陰陽道の思想も根強い京都、「邪気を払う」ことをとても重視しているのです。

雛祭りゆかりの食べ物である「菱餅」も、陰陽道では女性の象徴であり、紅は桃花の「魔除け」、白は遠山の雪で「清浄」、緑は母子草やよもぎで、草葉の強い香りが邪気を払い「健康」を表すと信じられていたそうです。
「雛あられ」は貴重な米粒を使い、加熱してふくらませ紅白黄などの糖蜜をまぶしたもの。祖先の少女を雛祭りに参加させる道しるべにしたというやさしい言い伝えもあるとか。
奥が深くて探求し尽くせませんね!

中国では、この日は どのように過ごすのでしょうか?
今度、中国の方に聞いてみることにしましょう。


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