蓮心 表千家茶道教室 池坊いけばな華道教室

西武新宿線沿い西東京市田無駅より徒歩11分の表千家茶道・池坊華道教室

令和2年「秋の茶事」報告

2021年3月1日 Category: blog

我が家の遅咲きの梅の花が満開となりました。

『梅一輪 一輪ほどの暖かさ』

この服部嵐雪(らんせつ)さんの句は、梅が一輪、また一輪と咲く。その一輪くらいずつ暖かくなって春が本格化する。という「早春」の句としての読み方と、「梅が一輪だけ咲いた。」まだ寒い冬のさなかだが、一輪のその梅花くらいの暖かさを感じる。という「寒梅」の「一輪くらいのわずかな暖かさ」という二つの読み方があるのだと、坪内稔典さんの文章で知りました。

 

さて、緊急事態宣言の最中ではありましたが、1月最終週の週末に、令和三年の初釜を無事に納めました。今年も本当に素晴らしい茶事でした。

 

しかし・・その報告をする前に、昨年の秋の茶事の報告をしなければいけませんね。昨年は 4・5月は教室をお休みし、7月頃までは充分な稽古が出来なかったので、例年最終週末に開催する夏の「朝茶」を延期し、「秋の茶事」として9月末に二日間、開催しました。

 

秋も「名月」「菊」「秋草」「紅葉」など、茶事を開きたくなるお題は沢山あります。気候も良いですしね。

実は、私が初めて開いた「茶事」も、9月でした。
平成13年、2001年、9月19日水曜日。20年前のことです。

その頃はまだ、お道具をほとんど持っていませんでした。その頃の会記を見ると、満足でない道具の中で、でも何とか工夫をしている様子が伝わってきて、懐かしさと いじらしさが募ります。

毎年、茶事の度に少しずつ新しいお道具をお披露目し、社中と共に楽しみながらコツコツと経験を積んできました。

さてさて、話は尽きないので去年の秋の茶事報告に戻りましょう。(笑)

   

 〈 寄付き 〉
「引く人も引かれるひとも水の泡 浮世なりけり淀の川舟」
黄梅院の大綱和尚が詠われたものを、堀内宗心宗匠が曳舟の絵とともに書かれた扇面。
煙草盆は奈良漆器、火入れは青楽木瓜、灰吹は胡麻竹。

 


 〈 初座 (炭点前) 〉
即中斎一行「清風動脩竹(せいふう しゅうちくをうごかす)」

「脩竹」とは細長い竹のこと。その竹の葉が、清らかな さわやかな風に吹かれて、さらさらと葉鳴りの音を立てている。

一陣の清風が、涼しげな竹林の間を吹き抜けることによって、なお一層、さわやかな境地を表現しています。

 

大自然の中にいると、特に音に敏感になります。(人間である私が動物に戻る 好きな時間です)

川のせせらぎ、木と木のなかを風が抜け 木の葉がこすれそよぐ音、滝が流れ落ちる音、鳥の綺麗な声や、獣の鳴き声も・・

人が一緒にいる時や、日の明るい時は気にはなりませんが、日が暮れ薄暗くなった道を一人で歩く時は、聞こえるはずの無い音さえ・・とても不安な心になります。

 

多くの「音」は、片方だけでは生まれません。

白隠慧鶴(はくいんえかく)禅師の創案による「隻手音声(せきしゅのおんじょう)」の公案もあります。

「両手をたたくと音が出るけど、片手で鳴る音はどんな音?」このトンチとも思える問いの意味に、耳を傾けていただきたいと思います。

 


炭斗 菜籠
香合 縞柿「砧」
砧(きぬた)とは、布を柔らかくしたり艶を出す為に用いる木槌のことです。

能では世阿弥作四番目物で、もの悲しい能があります。能の師匠、東川先生にお聞きした所、「砧」は大奥物で滅多に舞えない非常〜に難しい能だそうです。


・茶懐石は、9月初旬から私とKa(サーダ)さんで献立を練り、試作を重ねました。サーダさんとは、蓮心会の料理長。日本男子です(笑)。


この時勢から取り分けをせず、「吸い物八寸」の手法を参考にそれぞれ一皿におかずを盛り付けました。

↑ 古染付のお皿へ。

・蓮の実と蓮根で炊いた「蓮御飯」炊き上がりに三ツ葉を混ぜて。
・骨までしっかり味の染みた「子持ち鮎」
・手間隙かけた「赤芋の栂尾煮」
・揚げてから冷水で油抜きした「揚げ茄子の含め煮」
・Kotさんが職人のように隠し包丁を入れ、サーダさんが何度も味を付け直してくれた「冬瓜」
・サーダさんが海老の泣き声に(可愛そう…)と呟きながら茹でていた「車海老」
・私がこだわった為にMukさんがシメジを全て半分に割いてくれた「しめじと菊葉と春菊の和物」
・季節の「紅葉麩🍁」
・漬物は、Maさんから頂いたとても美味しい「奈良漬け」と「大根」。


そして、懐石のメインディッシュである煮物碗は「萩真薯」。
Akさんが『もう明日手が上がらないっスー💦』とプチヤンキーになる程何時間も練ってくれました。
細く切った木耳を混ぜ込み、上に銀杏と茹でた小豆で萩華の様に飾りました。炙った舞茸と、鶴菜、丸い青柚を添えて。

煮物碗「萩真薯」


↑残念ながら、何故か舞茸と鶴菜が上に乗ってしまった写真しかありませんが…。


↓仕込み中の皆さんと、

仕込み中

↓エプロン姿がキマりのサーダさん

↑「先生」と呼ばれていて、私へも「そうだね~」と、タメ語でした💧笑

 

・八寸は和歌山から届いた「鱧」を贅沢に白焼きに。私にしては少し甘めにした「茗荷」とともに。

八寸:「鱧の白焼き」にと「茗荷」。


お料理屋さんのものとは、一味違う、家庭的な味付けが新鮮だったと思います。手間隙を惜しみなく隅々まで妥協なくかける茶懐石。
しみじみ、心に染みる美味しさではなかったでしょうか…。

 

そして〈 中立・後座 〉へと 移ります。


・土曜のお花は、「秋明菊」。
これは通常良くあるのものとは違い、かなり小ぶりな品種です。

小振りな秋明菊
秋明菊

・日曜は、「ホトトギス」の白。↓

白ホトトギス

この日に蕾が開きました!

   

両日、「金華山ススキ」と共に、「鮎篭」へ。先程の懐石の鮎と繋がりますね。
「金華山とは、中国の?」と店の人と話していましたが、後から親友のSakさんが、『宮城にも岐阜県にも金華山はあるので、きっと岐阜の金華山だよ』と調べてくれました。


〈広間の室礼〉


・風炉先「松葉紋金箔金雲」
・釜 宗心花押「松竹文真形」
・竹台子の一つ飾りに細水指は陽炎炎の「糸瓜耳付」
・茶入 如心斎好「阿古陀」
・茶杓「銘 山花」宗完作
・濃茶茶碗は、一客一碗で五つ。続き薄では、同じお茶碗がわたる様に半東さんが心してくれました。


・土曜のみ( 7名の為)薄茶碗「杣山(そまやま)焼き」。南口閑粋(みなみぐちかんすい)」作の「秋草と、菊と鶴」の二つが、初お目見え。


・茶器 加賀蒔絵「むさし野」
・建水「焼〆鉄黒様」
・蓋置「武蔵野」乾山写

・御濃茶「猶有斎好 特別引上 楽寿の昔」柳櫻園詰
・御菓子器「真塗縁高」
・御菓子「菊きんとん」鶴谷八幡製
・干菓子は紅葉漆絵の「青漆爪紅四方盆」に末富さんの琥珀合わせ「月に兎」と打物「菊」二色
・薄茶「柏寿の白」祇園辻利詰

・煙草盆は一閑作「溜 鱗透」
・煙草入「寄竹」
・火入「祥瑞」灰吹 染竹
・きせる「如心斎好」

 

↑懐石の様子


↓前日の庭

↓庭師としてもプロ級のサーダさん。大活躍です💪


飛石を造り直しです。

土曜は雨に弄ばれましたが、それもまた勉強となり、新たな気づきも沢山あり収穫でした。

今回は、今年の初釜の成果をとても感じました。今後もさらなる学びの為に皆さんに半東参加をお願いしたいと思います。
何処に旅行へ行くより楽しいので、是非、有給休暇をご活用ください。

特に今の情勢では、海外に行くことも叶いませんので、この時期を「チャンス」と切り替え、この「日本」に、留学してください!


参加した方は思い出し、参加出来なかった方は想像して楽しんでください。

次回に初釜の報告をしますね。


令和3年 稽古日のお知らせ

2021年2月25日 Category: 稽古日のお知らせ

*3月 稽古日のお知らせ(変更有り)*

*茶道教室 3月

・水曜日  3日、10日、17日、31日  12時〜16時 / 18時〜22時

・日曜日  7日、14日 、28日  12時〜17時

* 3月31日(水)・4月4日(日)は、利休忌を開催します。

利休さまの遺徳を偲ぶ、茶道を学ぶ者にとって最大の行事です。

 

 

* 各時間1時間前より準備の稽古が出来ます。

* 上記茶道教室の時間に茶室での華道稽古は可能です、ご相談ください。

*華道教室 3月

・水曜日  3日、10日、17日  11時〜22時 (茶室での稽古をお願いしています。)

・土曜日   13日、20日     12時〜17時

*田無教室の『茶道体験』は 一名様 お菓子、水屋料込みで3000円。

『華道体験』は 一名様、花代別で3000円と致します。

ご理解くださいますようお願い申し上げます。

 

「池坊東京連合支部 いけばな池坊展」のお知らせ

* 3月21〜30日、「第87回 池坊東京連合支部 いけばな池坊展」開催します*

場所:上野東京都美術館

1期:21・22日、2期:23・24日、3期:25・26日、4期:27・28日、5期:29・30日の二日づつほぼ入れ替えての展示です。

開催時間:上記の各会期の初日は、10時半〜16時半(16時入場)・2日目は、14時半(14時入場) 。今年は開催時間が短いので、御留意ください。

私の出瓶は、2期の23・24日の特別席(B2)で4番。「四海波」という花器で生花正風体を生けます。

社中の佐々木勇さんは、1期(21・22日)の一般席(B3)の1番で、生花新風体を生けます。

是非、ご観覧ください。

 

・吉祥寺「ドスガトス」華道教室 日時は相談可能・要予約

「ドスガトス」は、スペイン料理店です。この店の一角をお借りして華道教室を開催します。初心者から優しく指導しています。このHP「連絡フォーム」よりお申し込みください。 吉祥寺華道教室 1回 3000円+花代(約1300円〜)

ドスガトスH.P. http://www.dos-gatos.com/conts/shop_info/index.html

 

日々の稽古や、生徒の作品、ワークショップの様子などをF.B.とInstagramにアップしています。

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是非ご覧ください。

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令和3年2月稽古日のお知らせ

2021年2月8日 Category: 稽古日のお知らせ

 *2月 稽古日のお知らせ*

*茶道教室 2月

・水曜日  10日、17日  12時〜16時 / 18時〜22時

・日曜日  14日、21日  12時〜17時

*各時間1時間前より準備の稽古が出来ます。

*上記茶道教室の時間に茶室での華道稽古は可能です、ご相談ください。

*華道教室 2月

・水曜日   10日、17日   12時〜22時

・土曜日  6日、13日、20日     12時〜17時

・吉祥寺「ドスガトス」華道教室 日時は相談可能・要予約

「ドスガトス」は、スペイン料理店です。この店の一角をお借りして華道教室を開催します。初心者から優しく指導しています。このHP「連絡フォーム」よりお申し込みください。 吉祥寺華道教室 1回 3500円+花代(約1300円〜)

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*田無教室の『茶道体験』は 一名様 お菓子、水屋料込みで3000円。 『華道体験』は 一名様、花代別で3000円と致します。 ご理解くださいますようお願い申し上げます。

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良かったら、お楽しみください。

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蓮心会 令和2年初釜-その2

2020年12月31日 Category: blog

(令和 2年 初釜報告のつづきです)

初座への席入りをして、掛物を拝見。いよいよ茶事の始まりです。

茶事の「初座」である「炭点前」は、台目席の室礼で。

台目席にて炭点前

桑の炉縁、釜は勘渓作の浜松真形。

神折敷の炭斗は一閑作、灰器は雲華。羽箒は野雁。

香合は、なんとも愛らしい「子」のネズミ。「大黒様のネズミ」は神の使いですね、榊原勇一さんの今年の作品です。

亭主を中心に生徒たちが選んだ全てのお道具の一つひとつから、みんなの気持ちが話しかけて来るように伝わってきます。

今回の初釜も「前茶」スタイルの進行なので、炭をつがれた後に香合を拝見し「縁高(ふちだか)」で「主菓子」を頂いたあと再び露地へ移ります。

「主菓子」は、「福寿草」でした。鶴屋八幡さんに特注で作っていただいたもの。

「福寿草」

土の中から黄色の花を覗かせているような初春を感じさせる可愛らしいお菓子でした。

最初の玄関で見かけた「福寿草」が、ここへ繋がるのですね。

お菓子の程よい甘さを堪能しながら水で清められた露地でしばし歓談していると、

「鳴物(なりもの)」と呼ばれる銅鑼の音が。

客一同、亭主の存在を感じながら蹲い聴きます。

再び「後座」の台目席へ席入りすると、床の間の掛物は巻き上げられ、そこには花。

山茱萸に紅白の椿

「山茱萸(サンシュユ)と紅白の椿」が、毎年京都「高野竹工」さんから取り寄せた青竹の一重切へ勢いよく生けられていました。

亭主の心がダイレクトに響き届いてくるようです。

「後座」の室礼は、

水指 「備前耳付、伊勢崎 滿作」

茶入 「鉄釉、橋本 豊作」

茶杓 「松風、三玄院 長谷川 寛州」

亭主の点ててくれた「濃茶」を、松楽の「島台」の茶碗でいただきます。

心を込めた濃茶が点てられます。

 お濃茶は、なんとも言えない豊潤な味で、その余韻にしばらく酔ってしまいました。

今年初、猶有斎のお好の ぎおん辻利詰「柏樹の昔」です。

「柏樹」とは、大本山建長寺管長 柏樹庵老師(吉田正道)さまからいただいた茶銘だそうです。

「茶事のメインディッシュ」である濃茶を堪能した後、一旦露地に移り、再び席入りします。そこは広間席に室礼を変えられていました。

床の間には、小田雪窓一行「日々是好日」の掛物。

森下典子さんの本を読んだことがきっかけで茶道を学びたいと思った社中が多い私の会の、この日にピッタリです。

色絵梅鶯図の香合も飾られ、五代 浅見五郎助作の窯変花入れには、紅白の梅と椿が元気よく活けられています。

先ほどの緊張感のある台目席の室礼とはうって変わり、明るく華やかなお席です。

「前茶」スタイルなので、これからゆっくり茶懐石を頂きます。

折敷には、炊きたてでまだ蒸されていないご飯、白味噌仕立ての味噌汁に結び麩、お向こうは、鯛の昆布締め。

最初の折敷

茶懐石のメインの煮物碗は「海老真薯」鈴菜、人参、柚子を添えて。

一汁三菜なので焼き物は「鯛の西京焼」。

炊合せは「海老芋、穴子、絹さや」、

「蓮根、ほうれん草の梅酢和え」の強肴、

口直しの小吸い物は「蓮の実」。流石、蓮心会です。

飯器、焼物、預け鉢など

八寸は、準備の時に私の好みを聞かれたので「香箱蟹」をリクエスト。「菜の花の昆布〆」と共に。

八寸は「海の幸と、山の幸」

茶懐石は、湯と漬物(沢庵、守口漬、柴漬)で締めくくられます。

手間暇惜しみなく皆で手作りしてくださった一品一品は、本当に、全てがしみじみと身体に沁みる美味しさでした!

茶事の最後は、この茶事を名残り惜しむ「薄茶」の時間です。

薄茶席は華やかです。

・・・楽しい時間は、あっという間に感じます。

客は全部で11人。次客と三客に私の古くからの大切な茶道仲間の友人、そして「蓮心会」の名付け親である親友に参加していただき、後の8人は社中の比較的初心者の方が「客役」として参加しました。

半東役と、客役、そのどちらの役も大切だということを大きく理解した心配りでした。

今回の茶事の最後に、皆さんからお祝いに『宗梨百首』という、蓮の絵の和紙で手作りで装丁された一冊の本を頂きました。

「宗梨百首」

「蓮心会」とは、私が蓮の花が一番好きなので親友が名付けてくれた会の名前です。

「利休百首」という利休が言われた言葉をまとめたと云われる本がありますが、生徒たちが準備期間中に、私が日頃稽古中に伝えてきた言葉を百にまとめ、その言葉を私の茶名「宗梨」にもじって「宗梨百首」として手作りしてくれたのです。

私が伝えている言葉が百首となって・・

この贈り物に私は、ものすごく驚き、心から嬉しく思いました。

思い返すと今回の茶事は、この「蓮」のテーマが至るところにちりばめてありました。

社中18人が初めての試みに、一致団結し、見事な茶事を開催してくれました。

茶道を学ぶものとして一番大切なのは「茶事」を開くこと。招き、招かれて学ぶものと長年教わってきました。

「日々の稽古も、この茶事のための割り稽古のようなものなのよ」と伝えています。

自分が開くこことも毎回精一杯な「茶事」ですが、実はその大変さを超えたもてなす側の喜びも同じくらい大きく深いのです。

いつの日が生徒たちへも、この醍醐味を味わってもらいたいという思い、その願いが今日叶ったのです。

私は、世界一幸せな茶道教授だと思いました。

皆への感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。

『皆さん、素晴らしい茶事を開いてくださり本当にありがとうございました。

これは、一つの始まりです。これからこの体験を元にますます茶道を学び続けてください。』

 

時が経ち、

今春、新型コロナの感染が広がり、感染拡大防止のために私の稽古場も4・5月はお休みしました。世界中が初めての経験に、戸惑いました。

私は、稽古を休むに当たり、「この時期だからこそ出来ることをしよう」と、生徒たちへメールマガジンの発信を直ぐに始めました。私の社中は若い人が多いので、家元を離れ一人住まいをしている人が多いです。ご家族や、パートナーがいらっしゃるならまだ会話も出来ますが、こうゆうときは孤立してしまいがちです。人はひとり生きていくのは辛いものです。メールという手段ででも、横の繋がりを大切にしたいと思ったのです。

しかしもしかしたら、本当は自分が一番辛かったのかもしれません。

最初は週に一回ほど・・と思っていたメールマガジンも、時間があることに任せてどんどん膨らんでいきました。

「会えていないけど、繋がっている」。そんな実感を持てたのは、この素晴らしい茶事を終えていたからだと、今、つくづく思うのです。

実は、初釜の後、この初釜茶事がどれだけ素晴らしかったかを伝えたく、何度もパソコンの前に座りました。

そして本当は、もっと掘り下げて内面的なことを書きたいと思っていたのですが、それを表現するには、私の文章能力のキャパを、完全にオーバーしてしまいましたので、今回はレポートとして綴ることにします。

何かの機会にまた書きたいと書き溜めておきます。

茶人が一年の締めくくりの稽古で掛ける掛物に『無事』という言葉があります。

「今年も無事に、一年を締めくくることが出来、目出度いですね。」という意味です。

何も無い、と書いて「無事(ぶじ)」。

きっと茶道に携わる多くの人が、その言葉の深さを今、思っている事でしょう。

今後、自粛期間に生徒とシェアしたメルマガを少しだけですがこの「その他のお知らせ(ブログ)」のページへ掲載していきたいと計画しています。

そして、そうしたメッセージを細々とでも続けていきたいと思います。

YouTubeも企画しています。

来年への希望がたくさん湧いてきます。

有言実行。来年もよろしくお願いいたします。

まだまだ書ききれませんが、お許しください。

皆さま、良いお年をお迎えください。

令和3年 1月 稽古日のお知らせ

2020年12月30日 Category: 稽古日のお知らせ

*1月 稽古日のお知らせ*

*茶道教室 1月

・水曜日  6日、13日、20日  (準備11時より) 12時〜16時 / 18時〜22時

・日曜日  10日、17日、24日  (準備11時より) 12時〜18時

*上記茶道教室の時間に茶室での華道稽古は可能です。ご相談ください。

*「初釜」は、1月30、31日。このため1月は、通常の稽古日に加え初釜準備強化月間となります。

* 1月は、6日(水)と10日(日)以外は11時から稽古として「庭の手入れ」をします。また毎週水曜の15〜18時は、懐石料理の試作を稽古日に準備も行います。大雨の場合は灰の作業や室内掃除などをします。(自由参加です)

*華道教室 1月

・水曜日   6日、13日、20日  12時〜22時

・土曜日   9日、16日、23日     12時〜17時

・吉祥寺「ドスガトス」華道教室 日時は相談可能・要予約

「ドスガトス」は、スペイン料理店です。この店の一角をお借りして華道教室を開催します。初心者から優しく指導しています。このHP「連絡フォーム」よりお申し込みください。 吉祥寺華道教室 1回 3500円+花代(約1300円〜)

ドスガトスH.P. → dosgatos.jp

*田無教室の『茶道体験』は 一名様 お菓子、水屋料込みで3000円。 『華道体験』は 一名様、花代別で3000円と致します。 ご理解くださいますようお願い申し上げます。

日々の稽古や、生徒の作品、ワークショップの様子などをF.B.とInstagramにアップしています。

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ご覧になれるかな?

西武新宿線沿い 西東京市 田無駅より徒歩11分の表千家茶道教室・池坊華道いけばな教室 蓮心会 高森 梨津子

令和二年 蓮心会 初釜報告~①

2020年12月30日 Category: 茶道のお知らせ, blog

令和二年 蓮心会 初釜- その1

(今年も残すところあと数日となりました。以前このブログへ書きましたが、今年はじめに生徒が開いてくれた「初釜」のレポートを記載します。)

一昨々年の令和元年暮、私が「教授者最高職」をいただけることとなり、京都の表千家不審庵にて執り行われるその授与式に参加させて頂きました。

2019年12月31日のブログに書きましたが、一生に一度の本当に素晴らしい機会でした。『これがゴールではありません。これからが本当の勉強のスタートと思い、今まで同様に益々勉強を重ねて行ってください。』と、お家元直々からのお言葉は今も昨日のことように思いだされます。

教授者としての「最高職」を授与することを生徒たちへ知らせた時、社中の代表から『先生、おめでとうございます!この度のお祝いの気持ちを我々社中で何かの形にしたいと考えています。以前からの企画として、来年(令和2年)秋に蓮心会で大寄せの茶会を開くことは予定していますが、それとは別に、私たちで先生だけへの何か特別な企画をしたいと思っているのです。』と、言われました。どうやら社中たち皆で少し前から相談していたようなのです。

そこで、『あら私、蓮心会社中 みんなだけの力で茶事を開いて、そこへ私が招かれるのが夢なのよ。』『初めから完全じゃなくても良いじゃない?茶事を企画するだけでも勉強になるわよ?』と、 即答したところ、

最初は『わ〜〜、何も想像出来ません、先生、そ、そんな大変なこと、私たちにできるのでしょうか・・?』と、一旦は怖気ついていたものの、流石、私の社中です。

腹をくくって『よし、やってみよう!』ということになり、私へのお祝いの気持ちを、お目出度い“初釜”に託して茶事を開いてくれることになったのです。

日時は相談されたその日から4ヶ月後の、今年 令和二年(2020年)、1月26日日曜日と決まりました。

さあ、それからの蓮心会社中の皆さんの働きが、凄かった。

大寄せの茶会ではなく、正式な「茶事」、それを開催することが どれだけ大掛かりなことか、想像出来ますでしょうか。

しかも今回は、生徒に料理人がいるので、その彼を中心に自分たちの手で作ろう!ということに。

今回社中で開く初めての茶事でのこの「亭主役」を引き受けてくれたのは、蓮心会で一番長く稽古を続けているAさん。

Åさんへの社中皆の信頼は厚く、皆、Aさんを中心に何度も案を出しあい、またAさんも皆を信じ、全ての社中が、それぞれに満遍なく「茶事」を学べるように分担し、困ったことがあれば相談に乗りつつ、基本的には任せているようでした。

全員の意見をまとめて進行することは本当に大変なことだったと思います。

懐石担当のメンバーは、何度も試作を繰り返していました。

「あーでもない、こうでもない」と言い合いながら作業するその姿は、真剣ながらも とても楽しそうで、今回仲間に入れない私は、ちょっと羨ましく思いました。

↓ 懐石準備中の社中のみなさん

そうして準備を重ね、前日にはリハーサルをし、当日客へ入れない人も客役・亭主側の役を体験できるようにも配慮していました。

↓ リハーサルの様子

炭点前のリハーサル

↓ 茶室の準備の様子

社中一人ひとりが各自できる限りの力を結晶し、一人ひとりが自分の役割を一所懸命に取り組んでいました。

私はできる限り横から口を出さないよう見守っていました。

さて当日。

懐石準備の架橋です。

私は皆が台所や茶室で準備にてんやわんやしているのを横目に自分の部屋から着物を着て玄関から外へ出、門の前に集まっている方々と一緒に客として案内を待ちました。

寄り付き自分で白湯をご馳走になり、露地草履に履き替え、露地へ案内されました。

・寄付 「子 福無量」東福寺の前管長 福島慶道老師筆

 これは、丙子 平成9年(1997)。24年前ですね。

 竹手付きの煙草盆の中に青楽木瓜形の火入れがありました。

  そして、玄関には「福寿草」の鉢。

↓ 露地草履を履き、露地へ移ります。目に入る全てに水が打ってあります。

社中全員で、手入れされた露地の苔の素晴らしく美しいこと!

清々しい空気が充満していました。

清められた露地
隅々まで水が打ってあります。
苔の美しいこと!

初めて自分の家の露地を客として歩きます!

蹲踞で清めます。
床の間を拝見。

亭主が蹲踞を清め、無言で向かいつけの挨拶があり、私たち客は蹲踞で手と口を清め、席入りします。客として自分が作った露地を歩き、茶室へ席入りするのは初めてです。

今回は、全ての準備を生徒たちに任せていたので、自分の庭ではなく、本当にどこかの御宅の茶事へ招かれた気持ちに切り替えられました。

茶室の室礼を拝見し、亭主との挨拶。

Aさんとは、長い間に過ごした稽古時間はありましたが、こうして面と向かって対峙することは初めてかもしれません。

Aさんと私の間に過ごした今までの長い年月の記憶が一瞬にして蘇り、この日を迎えられるために彼女がどれだけの苦労を重ねたかを想像し、その喜びに感極まってしまい、しばらく言葉を失ってしまいました。

床の間に掛けられていたのは、『関 南北東西活路通』。瑞光院 前田宗源の一行。

実は今回のおめでたい席に、私から用意した掛物があったのですが、それを提案したところ、Aさんから、『先生のお気持ちはとてもありがたいのですが、どうしても私、そして私たちたちにとっては この掛物の方がふさわしいと思うので、こちらを掛けさせていただきたい』と、選んだものです。

‘この関所を通ったら、南北東西、何処へでも活路は開けるよ’

(長くなりますので、今回はここまで。つづきへ)

 西武新宿線沿い 西東京市 田無駅より徒歩11分の表千家茶道教室・池坊華道いけばな教室

 蓮心会 高森 梨津子

令和2年12月の稽古日のお知らせ

2020年11月30日 Category: blog

*12月 稽古日のお知らせ*

*茶道教室 12月

・水曜日  2日、9日、16日  12時〜16時 / 18時〜22時

・日曜日  6日、13日、20日   12時〜17時

* 12月16、20日は、「納会」を開きます。
  「納会」とは、今年一年無事に過ごすことができたことに感謝し、
 ささやかな祝儀の膳で一献をする、茶道スタイルの忘年会です。
 七事「廻り炭」をし、炭点前での炭の接ぎ方による「火相」を学びます。
(水曜夜稽古の方のは、前の週の稽古で「廻り炭」をします。)

*上記茶道教室の時間に茶室での華道稽古は可能です。ご相談ください。

* 毎月第一日曜は、11時から稽古として「庭の手入れ」をします。大雨の場合は灰の作業や室内掃除などをします。(自由参加)

* 来年の「初釜」は、1月30・31日に開きます。

*華道教室 12月

・水曜日   2日、9日、16日  13時〜22時

水曜日は、基本的に茶室での稽古となります。ご協力をお願いいたします。

・土曜日   12日、19日、26日     12時〜18時

・吉祥寺「ドスガトス」華道教室 日時は相談可能・要予約

「ドスガトス」は、スペイン料理店です。この店の一角をお借りして華道教室を開催します。初心者から優しく指導しています。このHP「連絡フォーム」よりお申し込みください。 吉祥寺華道教室 1回 3500円+花代(約1300円〜)

ドスガトス H.p.→https://www.dosgatos.jp/

* 表参道 「Wanokoto」 表千家茶道教室 ・第二、第四 火曜日 11時半〜13時/13時半〜15時 表参道教室は、私が管理できませんので、直接ワノコト表参道へご予約ください。 WAnokotoサイト→ http://www.wanocoto.com/lesson/omotesenke-sado.html ご予約→ https://ws.formzu.net/fgen/S27680489

*田無教室の『茶道体験』は 一名様 お菓子、水屋料込みで3000円。 『華道体験』は 一名様、花代別で3000円と致します。 ご理解くださいますようお願い申し上げます。

日々の稽古や、生徒の作品、ワークショップの様子などをF.B.にアップしています。
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西武新宿線沿い 西東京市 田無駅より徒歩11分の表千家茶道教室・池坊華道いけばな教室 蓮心会 高森 梨津子

令和2年 11月の稽古日のお知らせ

2020年10月26日 Category: 稽古日のお知らせ

*11月 稽古日のお知らせ*

*茶道教室 11月
・水曜日  4日、11日、25日  13時〜16時 / 18時〜22時
・日曜日  1日、8日、22日   12時〜17時

炉開きは、8・11日です。

*上記の時間内に、zoomでの稽古も可能です。内容はそれぞれの環境に合わせて可能な稽古をいたします。この環境のなか、稽古の様子をみる「見稽古」も、大切な時間となるはずです。直接ご相談ください。

稽古代は、千円(約一時間)です。


 

*華道教室 11月
・水曜日  4日、11日、25日 12時〜22時 (基本的に茶室での稽古とさせていただいております)
・土曜日  7日、8日 、22日     12時〜17時

*上記 茶道教室の時間に茶室での華道稽古は可能です。ご相談ください。

*田無教室での『茶道体験』は 一名様 お菓子、水屋料込みで3000円。
 『華道体験』は 一名様、花代別で3000円と致します。
  ご理解くださいますようお願い申し上げます。

*吉祥寺「ドスガトス」華道教室 日時は火曜・木曜・金曜の11時半〜13時半など 相談可能・要予約

「ドスガトス」は、スペイン料理店です。この店の一角をお借りして華道教室を開催します。初心者から優しく指導しています。このHP「連絡フォーム」よりお申し込みください。
吉祥寺華道教室 1回 3500円+花代(約1200円〜)

ドスガトスH.P.

https://www.dosgatos.jp/

* 表参道 「WAnokoto」 表千家茶道教室
・第二、第四 火曜日 11時半〜13時/13時半〜15時
  表参道教室は、私が管理できませんので、直接ワノコト表参道へご予約ください。
  WAnokotoサイト→ http://www.wanocoto.com/lesson/omotesenke-sado.html
  ご予約→ https://ws.formzu.net/fgen/S27680489

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令和2年10月の稽古日のお知らせ(変更あり)

2020年9月20日 Category: 稽古日のお知らせ

*10月 稽古日のお知らせ*

*茶道教室 10月
・水曜日  14日、21日(天然忌)、28日  13時〜16時/18時〜22時
・日曜日  11日、18日(天然忌) 、25日   12時〜17時
 

* 10月18日(日)、21日(水)に『天然忌』を開きます。
 『天然忌』とは、表千家七代目 如心斎を偲ぶ会です。
如心斎は表千家 中興の祖といわれ、現在の家元制度を築き上げた方です。
江戸時代中期から、都市生活が発達し、茶の湯人口が増大するなか 利休の心を受け継ぎつつ新たな体制も確立した如心斎の業績は素晴らしいものだと思います。
「天然忌」では、如心斎に茶を供え、如心斎が新たな稽古法として考案した「七事式」の中から「且座」、また「花寄せ」などの勉強をします。表千家を学ぶものとして欠かせない行事です。

*上記茶道教室の時間に茶室での華道稽古は可能です。ご相談ください。

*華道教室 10月
・水曜日  14日、21日、28日 12時〜22時 (基本的に茶室での稽古とさせていただいております)
・土曜日  10日、17日 、24日     12時〜17時

*田無教室での『茶道体験』は 一名様 お菓子、水屋料込みで3000円。
 『華道体験』は 一名様、花代別で3000円と致します。
  ご理解くださいますようお願い申し上げます。

*吉祥寺「ドスガトス」華道教室 日時は火曜・木曜・金曜の11時半〜13時半など 相談可能・要予約

「ドスガトス」は、スペイン料理店です。この店の一角をお借りして華道教室を開催します。初心者から優しく指導しています。このHP「連絡フォーム」よりお申し込みください。
吉祥寺華道教室 1回 3500円+花代(約1200円〜)

ドスガトスH.P.

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* 表参道 「Wanokoto」 表千家茶道教室
・第二、第四 火曜日 11時半〜13時/13時半〜15時
  表参道教室は、私が管理できませんので、直接ワノコト表参道へご予約ください。
  WAnokotoサイト→ http://www.wanocoto.com/lesson/omotesenke-sado.html
  ご予約→ https://ws.formzu.net/fgen/S27680489

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令和2年 9月の稽古日のお知らせ

2020年8月29日 Category: 稽古日のお知らせ

* 9月 稽古日のお知らせ*

*茶道教室 9月
・水曜日  2日、9日、16日  13時〜16時/18時〜22時
・日曜日  6日、13日 、20日     12時〜17時

*華道教室 9月
・水曜日  4日、11日、18日  18時〜22時
・土曜日  7日、21日、28日  12時〜18時

*上記茶道教室の時間に茶室での華道稽古は可能です。ご相談ください。

* 9月25・26日に「秋の茶事」を開催いたします。

*全ての稽古日前の11時から庭などの手入れ・準備をします。

*毎週水曜昼稽古時間になりますが、懐石料理の試作をします。これも良い勉強となりますのでご理解ご協力をお願いいたします。

*16・19・20日は、茶事準備を主にいたします。

・詳細は、進行状況により変わります。直接お問い合わせください。

*『茶道体験』は 一名様 お菓子、水屋料込みで3000円。
 『華道体験』は 一名様、花代別で3000円と致します。
  ご理解くださいますようお願い申し上げます。

 ・吉祥寺「ドスガトス」華道教室 日時は相談可能・要予約 11時半〜13時など

「ドスガトス」は、スペイン料理店です。この店の一角をお借りして華道教室を開催します。初心者から優しく指導しています。このHP「連絡フォーム」よりお申し込みください。
吉祥寺華道教室 1回 3500円+花代(約1200円〜)

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* 表参道 「Wanokoto」 表千家茶道教室
・第二、第四 火曜日 11時半〜13時/13時半〜15時
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