蓮心 表千家茶道教室 池坊いけばな華道教室

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令和元年 清祥会華展

2020年1月3日 Category: blog

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、11月23・24日にホテルニューオータニ東京にて開催され令和元年の一大イベント「東京清祥会支部華展」の報告です。前回、東京美術倶楽部での開催から 6年ぶりでした。

「東京清祥会支部創立20年」と私の師匠である「石渡正子師准華老職」を祝う華展です。一流ホテルで華展を開くのは珍しいのではないでしょうか?製作中、ホテルの方が何度も控え室を覗きにいらして『はぁ・・こうやって製作されるのですね、勉強になります。』と(笑)

出瓶総数76瓶、その中で私と社中 5名出瓶させて頂きました。

私の作品。寛永年間、高田安立坊雲泰の絵図を元に。
弟子の作品。砂物立花。
正風体立花。菊が見事です。
生花 新風体。
自由花。入り口正面に。

皆、精一杯自分の生けたいイメージを明確に持ち、自分の力で生けあげました。よく頑張りました。

自分も含めて 6年前に出瓶した生徒も、その間の成長がしっかり自覚できました。

正子先生の茶道社中「雅風会」の皆さんでの添え釜も大好評!次期家元 専好宗匠もご巡視にいらしてくださり、当日の祝賀会も本当に素晴らしく 夢のような二日間、(準備期間を含め四日間)でした。

「花」心にみつる道と技
池坊専永宗匠直筆
華道の花と、茶花の花。
専好宗匠の御巡視、盛り上がりました。

次期家元専好宗匠様は、お一人ずつ丁寧に作品をご覧くださり、丁寧で的確なお言葉をくださいます。

私は、自分が生けた古典立花への思いを『自分が稽古を始めた頃、先生が生けていたこの古典立花に憧れ、「いつかきっとこのような素晴らしい花を立てられるようになりたい」と目指して33年頑張って稽古を重ねてきました。』と伝えたところ、とても感動してくださり、祝賀会でその時の話を皆さんの前でしてくださいました。『師から弟子へ、そしてその弟子がまた弟子へと伝えていく世界。まさに、心にみつる道と技』です、と。

正子先生も、支部設立20周年を振り返り『辛いこと、悲しいことは一つも無かった。ただ、花が好きで、ただ一所懸命 いい花を生けたいという思いだけの日々でした。いい花を生けたいと思うからこそ、健康でいて、気持ちよく勉強に行かせてもらえるように家族とも仲良くする。一つ一つの小さな積み重ねで今がある』と。

先生との33年間の日々が蘇り、その胸に響く言葉に涙が溢れてきました。清祥会一同、感謝の気持ちで一杯でした。

両日で五千名を超える大変大くのお客様にいらして頂き、深く感謝いたします。

本年も、しっかり稽古を重ねていきます。

来年三月に上野東京都美術館にて恒例の華展も開催、華展デビューを控えた弟子も特訓中。どうぞ楽しみにしていてください。

日々の稽古や、生徒の作品、ワークショップの様子などをF.B.とInstagramにアップしています。

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ご覧になれるかな?

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