蓮心 表千家茶道教室 池坊いけばな華道教室

西武新宿線沿い西東京市田無駅より徒歩11分の表千家茶道・池坊華道教室

「華道」ワークショップ① 2005/4/25

2015年4月25日 Category: 華道のお知らせ
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2015年4月25日(土)日本の伝統文化『華道』ワークショップを開催しました。
場所は、井の頭線「池ノ上」駅から徒歩4分の『GALLERY  DEEPDAN』。
このギャラリー会場のイベント統一テーマは「ユーラシア大陸」。
そこで 第一回目のワークショップ内容を  『知る』:草木に宿る神々〜いけばなの教え と題し、
いけばなの根源・ルーツからお話しました。いけばなの歴史とユーラシア大陸とは深く関わりがあるからです。
『日本書紀』に「イザナミノミコトが火の神様を産み、焼け死んで紀伊国熊野の有馬山に葬られた話として土地の人びとが神霊を慰めるために花を供えた」と あるように、仏教伝来以前から日本には常緑樹などを “神の宿る依代” として用いる民族信仰に根ざした習俗がありました。
そこに奈良時代、大陸より伝来した仏教に用いられた供花(くげ)「仏前供花」が伝来。この二つが起源となり「いけばな」に発展成立・・というお話です。
花を「たてる」ということ、太古の「たてまつる」という行いから、日本人の目にみえない神仏に対する心の象形、信仰をみてとることができます。
私たち「池坊華道人」が、花を “立てる” と呼んでいる「立花(りっか)」の起源の話です。
 平 清盛による入宋貿易、平安時代から鎌倉時代(南北朝時代)、そして室町時代。
特に北山文化〜東山文化を語らずに今の日本文化は全て語ることは出来ないので、まるで歴史の授業のようになってしまいましたが、ここは外すことが出来ない重要ポイント。頑張って説明しました。 IMG_7279
一時間半の講義の後は『杜若(かきつばた)』を生ける実技。
実は、杜若は池坊華道の中でもかなりハードルの高い花です。参加者は全員いけばな未経験者。
でも、だからこそ「池坊いけばな」の “空間美” “命の表現美”を体感していただけるのではないかと思ったからです。何事も先ずは“体感”が大切。
杜若の生まれ持つ性格や特徴などをお話ししながら見本を生け、皆さんにチャレンジしていただきました。

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蓮心会 高森 梨津子