蓮心 表千家茶道教室 池坊いけばな華道教室

西武新宿線沿い西東京市田無駅より徒歩11分の表千家茶道・池坊華道教室

「新年能の会」と「添釜」のお知らせ

2016年11月30日 Category: イベントのお知らせ
今年に続き来年度年も、企画目白押しです。

 *尚月会 新年会(能の会)へのお誘い
今年も東川先生が「新年会(発表会)」を開催してくださります。
そのお祝いとして 茶道の社中で 楽屋にてお抹茶を一服差し上げる「添え釜」をいたします。
「添え釜」では、点て出しでお菓子とお抹茶をお出しします。
能の会に出演される方は勿論、ご家族、お友達、どなたでもいらしていただけます。
「能」を鑑賞していただくとともに、「茶」を楽しんでいただけたら幸せです。

今年私は、『船弁慶』の一部を無本で連吟。社中も出演の予定です。
川崎能楽堂は、JR川崎駅から徒歩10分位(線路沿いのビルの近道あり)。
勿論、入場も無料。

日時: 平成29年 2月25日(土) 川崎能楽堂 13時半より16時(番組時間は予定)
                   *点て出しは、14時から16時 (予定)
  恥ずかしながら、初めての発表会の写真(2年前)→ received_953065354722626
  社中一同、皆様のお越しを心よりお待ちしています。

詳しいお問い合わせは、このH.P.のお問い合わせフォームへ。
日々の稽古や、生徒の作品、ワークショップの様子などをF.B.に(たまに)アップしています。 https://www.facebook.com/茶道教室-華道教室-438381252917488/


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蓮心会 高森 梨津子
 

「華道ワークショップ」と「花展ツアー」のお知らせ

2016年11月30日 Category: イベントのお知らせ
「華道ワークショップ」と「花展ツアー」のお知らせ
今年10月に我が家で茶会と花展を開催した際に、茶道を学ぶ社中から『華道に興味を持った。
華道のことを学びたい』との声が多くありました。
毎年恒例の「東京連合会支部花展」が 1月に上野の東京都美術館で開催され、
私と私の社中4人も 1月22(日)、23(月)に出瓶します。
 花展の詳細はこちら→ http://www.ikenobo.jp/event/search1/list/?searchEventPrefectureID=13_13
1月22(日)には、田無の茶道稽古の前、午前中に会場で「花展ツアー」も開きます。

そこで今回のワークショップは、田無の稽古場で開催することにしました。

日時:平成29年1月 9日(祝日)
会場:田無茶道教室
内容:日本の伝統文化『華道』を学ぶワークショップ
   「華道の歴史」「池坊いけばなの講義」「いけばなと、茶花の違い」「質疑応答」
実技:「茶花」か「いけばな」を選んでいただきます。
参加費: 蓮心会会員の方 3,000円
     一般の方 3,500円
実技希望の方:別途花代 1000円

*未経験者を対象にしています。
*男性の方も大歓迎!(華道は男性が培ってきた文化です)。
*ハサミや花器等の道具はこちらで用意します。
*年齢・性別の制限はございません。
*定員(20名)になり次第締め切らせていただきます。

*1月22(日)の「花展ツアー」は、会場入り口に10時集合。
 質疑応答をしながら私と一緒に花展会場を観覧し11時半頃解散します。
 参加費は、入園料400円のみです。

以上 お申し込み・お問い合せ先:高森梨津子(たかもり りつこ)
*こちらの ホームページの「お問い合わせフォーム」から お申し込み可能です。
*お名前、人数、連絡先を記名の上、お申し込み下さい。


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蓮心会 高森 梨津子
 

京都花展の報告 など

2016年11月27日 Category: blog
先日お知らせした「旧七夕会池坊全国花道展」の報告です。 img_20161114_195142
「花の力」がテーマの今年度。実は来年2017年6月3日に全国ロードショーされる映画『花戦さ』の中で、「専好」役の「野村萬斎」さんが『花の〜、力やぁ〜〜』と おっしゃるシーンがあるのです。
鬼塚忠さんの小説を実写映画化したこの映画は、戦乱で荒れ果てた京の都を舞台とした時代劇。
花を生けることで人々の心を救う専好が、刀ではなく花を手に取り、時の権力者・秀吉へ戦を挑むさまが描かれています。
それが、超豪華メンバーなんです! 秀吉役に市川猿之助・信長に中井貴一、前田利家役は佐々木蔵之介、千 利休役に佐藤浩市などなど。
野村萬斎さんは、皆さんご存知の狂言師のプロなので、専好さんがちょっとだけ喜劇的に描かれているような気がしますが、華道の歴史がこうした映画になるのは歴史上初!!
とても楽しみな映画です。詳しくは→ http://natalie.mu/stage/news/210591

京都高島屋会場は、この映画のプロモーションのような企画になっていました。
その時代に花を生ける「花僧」達の状況が再現されているようで、とても興味深かったです。
img_20161114_195142  img_20161114_194955  img_20161114_195115
昔は剣山なんて無かったから、藁を洗い束ねて「込み藁」を作り「立て」ていました。
  img_20161112_163207 

   さて、私の作品はこちら →→ img_20161113_113446 
全くという程準備が出来なかったのですが、現場での花材との出会いを大切にした花を生けました。
毎回のことですが、花を生けるということは様々なことを学ばせてもらえます。
特に花展はで、自分の理想と今の現実の実力が明らかにつきつけられるのです。
 結果、誰が何と云おうと 自分自身が納得する作品を生けることができましたが、課題にも沢山気づくことができました。
こうして華道を通して少しづつ人間として成長していけることを、とても幸せなことだと思います。

 花展の後、京都在住の友人と小豆島へ旅行に行きました。
日本三大渓谷として知られる「寒霞渓(かんかけい)」の見事な紅葉に大感激。
  dsc_1548  dsc_1547  dsc_1550 
  こうした自然の花を見ること、感じることは私にとって花を生けることと同様に大切な時間です。
東京では曇りで見えなかったというスーパームーンも綺麗に見え、朝日の景色も素晴らしかった。  dsc_1541  江戸時代から続く菌で作る醤油蔵へも→ dsc_1592 
ホテルでも素晴らしい出会いがあり、感動とともに何ごとも「好きなことを謙虚な姿勢で 素直に、とにかく続ける大切さ」を改めて感じることが出来ました。
そういえば、今日生徒に『先生は、王貞治や、イチロータイプの“努力家が出来る天才”だ。』と云われました。好きなことを続けてきただけなので、自分ではわからないけれど。
「苦労と思わず続けられる才能がある」そうです。確かに。(笑)

来年一月に東京都美術館で「東京連合会支部花展」が開かれます。
社中と一緒の会期 1月22日(日)、23(月)に出瓶します。
なので社中の希望もあり、1月9日(祝)に我が家で「華道ワークショップ」を開催します。
今回の花展で私は初めて「掛け生花」を担当します。学ぶ喜びは一生続くのです^^。

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蓮心会 高森 梨津子
 

旧七夕会池坊全国華道展のお知らせ

2016年11月11日 Category: 華道のお知らせ
今週11月9日(水)〜14日(月)まで、京都池坊会場・高島屋会場にて「旧七夕会池坊全国華道展」が開催中です。
“この花展から池坊の一年が始まる”という意味深い展覧会で、最も重要な花展。
その花展に出瓶させていただけるというのはとても光栄なことなのです。
私の出瓶日時は 11月13日(日)と14日(日)、六角堂池坊会館本館4階 105番。
京都にお越しの方、在住の方は是非お寄りください。

さて何故、11月に「七夕」? 疑問に思われる方も多いと思いますので、<旧七夕会の伝統と創造>を記しておきます。

 平安時代以降、宮廷では七夕の日に様々な行事が催されました。花を立てたのもその一つです。
江戸時代の初期、後水尾天皇はたびたび宮中で大立花会を催され、その度に三十二世池坊専好(二代)が召されました。その節、後水尾天皇から特別に池坊で七夕花会を催す許しをいただきました。
七夕花展と池坊の結びつきはここに始まり、江戸時代を通じて、池坊の七夕花会は京洛の有名な年中行事の一つとなって見物人が六角堂へ押し寄せ、奉行所の役員が警護に出るほどだったと伝えられます。
明治5年、時の政府は太陰暦を採用。翌年には太陰暦による五節句も廃止されました。池坊では、明治7年に公の行事ではなくなった七夕花会をゆかり深い後水尾天皇の忌日である9月11日に代え、由緒ある花会を例年通り続けました。旧七夕会と称するのはそのためです。以降、花材豊富な10月に、さらには農繁期を避けて11月にと、開催期日は変わりましたが、伝統の花会は脈々と継承され、その時代に息づく池坊いけばなを創造し発表し続けています。

img_20161110_115422 この絵図は、四十世池坊専定の時代。
立花を眺めている人々には、剃髪している僧侶や刀を横に置いている武士の姿が見えます。

 毎年お家元からその年の「テーマ」が発表されます。そしてそのテーマでの花展が「本部花展」として日本各地を横断する形で開催されます。
 今年のテーマは「花の力」。草木の溢れる花の力。
 池坊は来年、六角堂創建1430年、花を生けた記録から555年を迎えます。
 幾多の困難な時代や難局を乗り越え、受け継がれてきた華道の技と心。
 それを支えてきたのは、日々成長し、枝先を精一杯天に向かって伸ばす草木の持つ力です。
 来年6月に公開される、初代・池坊専好の活躍を描いた映画『花戦さ』でも、野村萬斎氏演じる
 初代専好や六角堂に集まる町衆をいつも励ましているのが、この「花の力」です。
詳しくはこちらもご覧下さい。
http://www.ikenobo.jp/event/index.html#head

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「蓮心茶会&ミニ花展」の報告

2016年11月11日 Category: blog
unspecified「大寄せ茶会」と「ミニ花展」を 平成28年10月23日(日) 我が家にて開催致しました。 “日本文化の素晴らしさを一般の方にも紹介すること” を主旨とし、企画から会計、設営・準備、全ての運営を社中で行いました。
とにもかくにも、社中にとっては全て初めての体験。数ヶ月前から普段の稽古場には緊張感がピリピリとみなぎり、社中一同一丸となってその日を迎えました。
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開催前日、師匠から色紙が届きました。京都東山 建仁寺の管長様にわざわざ書いて頂いたとのお手紙。色紙の言葉は、『慈陰(じおん)』 慈悲陰覆の略。
『我々は大慈悲を被り、そのお陰を受けています。
歴代の祖師方が正法を連綿と伝持してきたお陰で、法に接することができます。
父母の深い慈しみを受けて成長してきました。そのお陰で今の自分があるのです。
多くのひとびとの恩恵を受け、そのお陰で生活しています。』味わい深い意味のお言葉とともに、
お手紙には『武蔵野茶会と重なってしまい どうしても行かれないけれど成功をお祈りしています。』深く感謝、感動。朝の挨拶で社中に『正子先生がこちらにいらしてくださると思って頑張りましょう!』と紹介して玄関に。

『開催したもののお客さまいらっしゃらなかったら寂しいね・・』なんて始めは危惧していたのですが、開始時刻とともに初回から満席!  unspecified-4 unspecified-3
茶席は10名〜18名が席入りしていただき、11時から4時の間に7席!
なんと、総勢80名近いお客様がいらしてくださったのです!
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花展会場も、絶えることない大賑わいで、嬉しい悲鳴!?

銅器に込み藁で立てた「古典調立花」、素敵な色あいの糸菊をメインにした「正風体立花」、御玄猪(おげんちょ)に花配りで石化エニシダと竜胆の「二種生け」、杜若と庭の砥草・紅葉したドウダンで「生花三種け」、ストレチアを主役にした「新風体生花」、水盤にコスモスを主役にした「自然調自由花」、細いガラスの花瓶にアスパラガスとピンポン菊の「自由花」、変形花器にダリアをメインにニューサイランの線を生かした「意匠的自由花」、黒く丸い小さな変形花器に緑から黄色〜オレンジ〜赤と秋の植物の持つ繊細で綺麗な色を生かした「自由花」、私は「杜若生花一種生け」を古胴に配りで。花形のバランスもバッチリ。総計10杯。

 アッと云う間に時間が過ぎて、気がついたら一分の休憩もなく夕方閉会時刻。
 まさに、『誰ひとり、欠けても成功しなかった』奇跡の一日。

 初回の茶席では、長年の兄弟弟子である友人が正客を勤めてくださり、末席には今回の茶会・花展の幹事を担った社中のご両親様、中程に社中とその友人の有名なオペラ歌手という13名の客組。正客に座ってくださった友人は、ここ 田無に移った初期の頃から我々を見守ってくれているので 『その当時から比べ庭の苔が素晴らしく育っていること、それと共に社中の成長が素晴らしい!!』と、自分のことのように喜んで下さり、それを聞いて社中のご両親さまからは『苔は、その家の主人を見て育つ、と近くの寺の住職から聞いている。先生の普段の行いが 言葉ではなく全て語っている。』と お話くださりました。前の日まで這いつくばって銭苔とりなどを頑張っていた社中は『最高の褒め言葉です〜〜』と涙が溢れ止まりません。率先して歌ってくださる筈だったオペラ歌手の方は『とても感動しているので私は歌うのを遠慮したい』とのことながら、皆で請うと『では、自分の一番好きな日本の歌で、短いけれどとても難しい曲を歌います。』と、「かあさんの声が聞こえる」というオペラを歌って下さいました。
 今思い出すとその時、空から天使が舞い降りてくるような感覚があり 『ああ、今日はきっと好い一日になるに違いない。』と、感じた私でした。
初回に魔法が降りたお陰か 社中一同緊張も少し解れてどの席も素晴らしく感動的で、和やかな会ばかり。『久しぶりに頑張って着物を着ました!』『茶会は生まれて初めてです!』『昔、昔、私の娘時代を懐かしく思い出すワ〜』等など。
なによりご近所の方々が皆さん、いらして下さり 楽しんでくださる様子がとても嬉しかったです!
丁度10年前、ここ田無に越してきたときに『いつの日か、ここで茶会と花展を開きたい。そして近所の方にいらして頂きたい』と、漠然と夢見た私を思い出しました。
その時は、『いや〜、そんなの夢の夢だよね〜?』と思った私でしたが、、
継続の力。そして素敵な社中皆の力。
夢は計画し、地道な毎日の積み重ねの上にあるのだとしみじみ実感しました。

『いらしてくださったお客様が、お家に帰り忙しい毎日に戻ったときにフッと 「ああ、なんだか素敵な時間だったな・・茶道、華道って、以外に面白そうだな・・何より皆さんの笑顔が素敵だったな・・」と思い出してくれると好いですね』 と挨拶した私でしたが、今回は もてなした私たちが 日常に戻り、「つくづく良かった幸せだったな・・」と思える会となったようです。
勿論、まだまだ進行形の私たち。幼い会です。けれど、この最初の一歩のお陰で今後の課題が明確になりました。確かな手応えのある大きな一歩でした。

この日を糧に、社中一同さらに日本の伝統文化「茶道・華道」を学んでいくことを、それぞれの胸に誓えたと 信じます。
いらして下さった皆様、本当にありがとうございました。


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蓮心会 高森 梨津子
 

「大使と共に茶事と懐石を学ぶ@駒場迎賓館」

2016年11月10日 Category: blog
今年10月2日(日)旧加賀藩・前田家別邸の和館茶室にて、「グァテマラ大使夫妻と共に茶事と
懐石を学ぶ@駒場迎賓館」と茶会が開かれました。 14522125_1111873825569764_22384980_o
私は茶道講師として、
・茶道の歴史
・流派の違い
・茶道で大切にしている心・客の心がけ
・茶会の種類
・お茶の頂き方と、その所作の意味
・茶道の楽しみ方 などを(わかりやすく?)説明しました。
皆さん、興味深く聞いてくださりました。14522493_1111873542236459_1237769891_o
特に、グァテマラ大使からは『何百回でも聞きたいくらい勉強になった!Muchas!Gracias!』と
スペイン語で絶賛くださりました。大使は真剣に人の話をお聞きになる、とても素敵な女性でした。

当日は社中が二人、大活躍。14522469_1111873705569776_1252354261_o
お茶席体験の後は、精進料理を頂きながら懐石のレクチャー。

参加者は15名、満員御礼。貴重で充実したまさに、芸術の秋の一日でした。
IACから詳しいレポートが届きました。是非ご覧下さい。

http://iactokyo.jp/2016/10/11/「グァテマラ大使と共に学ぶ茶事と懐石@駒場旧/

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