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京都花展の報告 など

2016年11月27日 Category: blog
先日お知らせした「旧七夕会池坊全国花道展」の報告です。 img_20161114_195142
「花の力」がテーマの今年度。実は来年2017年6月3日に全国ロードショーされる映画『花戦さ』の中で、「専好」役の「野村萬斎」さんが『花の〜、力やぁ〜〜』と おっしゃるシーンがあるのです。
鬼塚忠さんの小説を実写映画化したこの映画は、戦乱で荒れ果てた京の都を舞台とした時代劇。
花を生けることで人々の心を救う専好が、刀ではなく花を手に取り、時の権力者・秀吉へ戦を挑むさまが描かれています。
それが、超豪華メンバーなんです! 秀吉役に市川猿之助・信長に中井貴一、前田利家役は佐々木蔵之介、千 利休役に佐藤浩市などなど。
野村萬斎さんは、皆さんご存知の狂言師のプロなので、専好さんがちょっとだけ喜劇的に描かれているような気がしますが、華道の歴史がこうした映画になるのは歴史上初!!
とても楽しみな映画です。詳しくは→ http://natalie.mu/stage/news/210591

京都高島屋会場は、この映画のプロモーションのような企画になっていました。
その時代に花を生ける「花僧」達の状況が再現されているようで、とても興味深かったです。
img_20161114_195142  img_20161114_194955  img_20161114_195115
昔は剣山なんて無かったから、藁を洗い束ねて「込み藁」を作り「立て」ていました。
  img_20161112_163207 

   さて、私の作品はこちら →→ img_20161113_113446 
全くという程準備が出来なかったのですが、現場での花材との出会いを大切にした花を生けました。
毎回のことですが、花を生けるということは様々なことを学ばせてもらえます。
特に花展はで、自分の理想と今の現実の実力が明らかにつきつけられるのです。
 結果、誰が何と云おうと 自分自身が納得する作品を生けることができましたが、課題にも沢山気づくことができました。
こうして華道を通して少しづつ人間として成長していけることを、とても幸せなことだと思います。

 花展の後、京都在住の友人と小豆島へ旅行に行きました。
日本三大渓谷として知られる「寒霞渓(かんかけい)」の見事な紅葉に大感激。
  dsc_1548  dsc_1547  dsc_1550 
  こうした自然の花を見ること、感じることは私にとって花を生けることと同様に大切な時間です。
東京では曇りで見えなかったというスーパームーンも綺麗に見え、朝日の景色も素晴らしかった。  dsc_1541  江戸時代から続く菌で作る醤油蔵へも→ dsc_1592 
ホテルでも素晴らしい出会いがあり、感動とともに何ごとも「好きなことを謙虚な姿勢で 素直に、とにかく続ける大切さ」を改めて感じることが出来ました。
そういえば、今日生徒に『先生は、王貞治や、イチロータイプの“努力家が出来る天才”だ。』と云われました。好きなことを続けてきただけなので、自分ではわからないけれど。
「苦労と思わず続けられる才能がある」そうです。確かに。(笑)

来年一月に東京都美術館で「東京連合会支部花展」が開かれます。
社中と一緒の会期 1月22日(日)、23(月)に出瓶します。
なので社中の希望もあり、1月9日(祝)に我が家で「華道ワークショップ」を開催します。
今回の花展で私は初めて「掛け生花」を担当します。学ぶ喜びは一生続くのです^^。

日々の稽古や、生徒の作品、ワークショップの様子などをF.B.に(たまに)アップしています。 https://www.facebook.com/茶道教室-華道教室-438381252917488/


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