蓮心 表千家茶道教室 池坊いけばな華道教室

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2023年 3月京都「春の華展」報告

2023年9月15日 Category: blog

令和5年 京都池坊中央研修学院の学院祭が 3月24日(金)〜27日(月)に開催されました。石渡雅史生花教室は去年から開講しましたので、雅史先生の元で、一年間学んできた成果を発表する初めての場です。先生、おめでとうございます!

 ↓石渡雅史生花教室の指針。

先生がデザインされた教室の舞台。古典的な作品は、まるで和室の道場席のような落ち着いた雰囲気の室礼で、とても素敵です!↓

一種生け、二種生け。伝花や別伝など、伝統的な作品がバランスよく配置されています。

三種生けや、新風体のコーナーは、明るくモダンな室礼。↓

三種生けや、新風体がゆったりと。

 

先ずは、石渡雅史先生の作品。↓

連翹(レンギョウ)・芭蕉・とても小さくて可愛い蘭 (多分→)ミルトニア。

↓先生の作品に先生のお言葉。

『草木との対話は、花をいけるものに与えられた かけがえのない時間』

はい。時に、生みの苦しみにもがくことも ありますが (笑)・・・それも含めて「花との対話」。本当に「かけがえのない時間」なのです。

そして、私の作品。↓

三種生け

前回のブログで報告した通り、花はなまもの。注文した花材があるとは限りません。又、隣付近の方との花の取り合わせも気をつけなければなりません。前回、レンギョウで試作をしていましたが、お隣の雅史先生の作品が連翹をメインに生けていらしたので、私は「木瓜(ボケ)」で真を上段流枝に。そして副・躰も木瓜で正風体の規律を作り、ドラセナの赤い葉とかすみ草をあしらいに生かしました。自分でも「私らしい作品」だなぁ と感じる作品となりました。

「古典的ななかに、新しい出会い。」そのテーマを感じていただけたら幸いです。

 

毎回なにより楽しみにしているのが、専永宗匠の道場席の作品。↓

専永宗匠の道場席の作品、新風体立花。

専永宗匠の作品の前に座ると、不思議に肩の力が抜けて、そして徐々に心が元気になる素敵なエネルギーを感じることができます。正座して 何時間でもこの作品の前にいられます。(と云っても、ここはとても混んでいるので現実的には不可能なのですが。笑 )

この春に毎年開催される華展は、京都・六角堂にある池坊中央研修学院の学園祭。各クラスごとの一年間の成果を発表する華展です。前期、後期と二日間づつですが、生け込みなどの準備があるので早めに上京します。

以前この学院祭は四月に開催されていましたが、桜が美しい京都なので当然物凄く混み、毎年宿が取りにくくなり、又、四月は新年度が始まり一期の授業と重なってしまう事も多いので、最近は三月に繰り上がりました。

いたしかたないことなのですが、毎年三月中旬から約半月間、池坊東京都連合会の華展が上野の東京都美術館で開催されます。

なので毎年三月は、華展月間 (汗) 。

そう、この華展のために上京する21日、生徒のひとりが上野の華展出瓶の日!練習を重ねた甲斐があり、とても素敵な三種生けが一人で生けられていました。その報告は次回に。

 

今回京都の華展の後、 東京の華展へトンボ帰りするのがわかっていたので、21日上野で生徒の手直しを終え、早めに上京できたので京都府立植物園へ。

この植物園は私の癒しの場。山歩きをした気分になる小道があるのです。日陰ツツジや貝母、一人静、土佐水木、桜の大木!を堪能し、楽しみを先取りしました。

来月の4月8日に、表千家同門会の企画で戸部博園長と一緒にこの植物園を巡るツアーに参加します。それも、雅史先生の2年目の一期が始まる前のお楽しみの先取り計画。何故ならその一期の一週間の授業が終わったら、金曜にはトンボ帰りして土曜は家の華道稽古と、日曜の「利休忌」の精進料理の出汁をとったりと準備に大忙しになることがわかっていたので。

学びも遊びも、仕事も、と、超欲張りな私。私の生徒たちは皆わかってくれているので助かります。

人生、切り替えが大切!

 以上。

 

上記の情報は、今年の3月の F.B.とInstagramにアップしています。

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↑自分で上記検索すると、Facebookはなんか違うページに行ってしまうようなので。要確認事項ですね。(どなたか教えてください!)

 

    

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