蓮心 表千家茶道教室 池坊いけばな華道教室

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「桃の節句」

2017年3月3日 Category: その他のお知らせ
「灯りをつけましょぼんぼりに、
 お花をあげましょ桃の花・・・」
萌え出た草木が勢いづき、「いや生(お)い茂る」弥生(やよい)月。

梅や水仙など、冬の厳しい寒さの中に懸命に開く草木から、連翹や菜の花など明るい花草木が目につくようになりました。そんな自然界の徐々に移りゆく姿に気付く時、心も朗らかに温かい気持ちになりますね。

三月三日の「ひな祭り」は、「桃の節句」ともいわれ、ひな人形や桃の花を飾り 女の子の健やかな成長と幸せを祈りお祝いする行事です。
桃は中国原産で、古来から邪気を払い長寿を約束する仙木、仙花とされています。
桃の花の美しさは「紅(くれない)にほふ」と讃えられる女性の象徴。雛祭りには欠かせませんね。

この時季、茶道では「桃花笑春風」「柳緑花紅」に代表される語句の掛物を掛け、茶花は桃に合わせて菜の花、姫土佐水木などを床の間へ生けます。
海松貝(みるがい)模様の炉縁、貝合わせ香合、菱餅形の水指や蓋置きなど 春らしい道具や、雛祭りに関連する室礼(しつらい)を楽しみます。
お菓子は「引千切(ひきちぎり)」と云う蓬餅を引きちぎった様子の主菓子 や、雛あられ、貝尽くしの干菓子などが茶室を華やかに盛り上げます。
「春の野」と云う主菓子もこの頃の定番です。

華道では、桃の花やスイトピー・麦を合わせた自由花や、生花では桃の一種や桃と菜の花で二種、 また桃に雪柳、ラッパ水仙などで三種も素敵です。 他にも赤目柳や木蓮、山茱萸、小手鞠などの枝ものにフリージアや春蘭などの春の草花を取り合わせて楽しみます。
華道の生花を学んでいると良くわかるのですが、桃は木に面白い特徴があります。 伸びた枝先が途中で留り、その直ぐ下から新たに横枝が丸く伸びていきます。それを繰り返して育っていきますので、桃の木は遠くから見ると「丸〜るい」イメージなのです。
梅や桜や木瓜などとは枝ぶりが全く異なります。


 さて、毎年雛祭りが近づくと 子供の頃に母と一緒に過ごしたひと時を懐かしく思い出します。
家のは小さな雛段でしたがその小ささが好きで、箱から一つずつ人形のパーツをとり出して丁寧に組み立てていきました。(この写真はイメージです)
近所のお姉さん達は一番上段の「お内裏様」と呼ばれる花嫁花婿のような男雛、女雛に夢中でしたが、何故か私は上から二段目の三人官女が持つ長柄の銚子や、三段目の五人囃の小鼓や笛、また脇にある桃や橘の木などの小道具がとても好きでした。
今思うと、家のは桃ではなく桜の花だったと記憶しています。あらためて日本人形屋さんを覗いてみると桜が多いように思います。桜も「魔除け」「邪気払い」の力を持ち、橘は「不老長寿」を願う役割もあるとのこと。どちらも健やかに過ごすための象徴なのですね。

この五節句の一つ、雛祭りが今の様に設定されたのは江戸時代中期。
五節句には 一月七日[人日]、三月三日[上巳]、五月五日[端午]、七月七日[七夕]、九月九日[重陽] がありますが、この頃に一般庶民の間でさまざまな文化が繁栄したのですね。
ひな人形もこの頃から「座り雛」となり、嫁入り道具となったことで豪華なものが作られるようになったそうです。

  「雛まつり」のルーツを私なりに少し調べてみました。

古くは「上巳(じょうし)の節句」と云い、旧暦三月上旬 巳の日、古代中国(後漢)ではこの日に水辺で身体を清め、酒に水を注ぐ祓禊(ふっけい)(みそぎはらえ)の儀式があったそうです。
それが平安時代に日本に伝わり、和紙で人の形を切り抜いた形代(かたしろ)を作り、それで身体を撫でたり、息を吹きかけたりして身についた穢れを移して川に流す風習となったようです。
『源氏物語』の須磨に巻にも、源氏の君が祈祷師を頼んで人形を海に流すという件がありましたね。
また、この「水」と「酒」の厳かな儀式を娯楽にしたのが「曲水宴(きょくすいえん)」で、今も京都上加茂神社などで庭園の曲水に盃を浮かべ、流れ着くまでに詩歌を詠むという雅な遊びが催されています。

「流し雛」の風習は、今でも鳥取県や奈良県、兵庫県、岡山県などの地域で行なわれていて、
その様子をテレビで見たことがあります。
とても幻想的な風景でした。

実は日本でも、古代から農耕儀礼として人の形に作った「人形」を撫でて自分の罪や穢れを移し、息を吹きかけて海や川に流す風習や、幼子に病気や災いがふりかからぬよう天児(あまかつ)・這子(ほうこ)と呼ばれる「人形」を枕元に置いて災厄を移し負わしたり、お守りにしたりする独自の風習があったそうです。
また同じ頃、貴族階級の幼女たちは、男女一対の「人形」や「調度品」でままごとをする「ひいな遊び」がさかんでした。(「ひいな」は「雛」のことで、小さくて可愛いものをさします。)いつの時代も女の子が人形を好んで遊び、紙製の人形に衣装を着せて、その美しさを競い合ったあこがれの縮図だったのでしょうね。


  こうした中国伝来の邪気を払う風習、平安時代の宮中行事「曲水の宴」、そして日本古代からの民族事例が合わさって、女の子の健康と幸せを願う気持ちを「人形」に託して祝う形が現代の「雛まつり」の原型ではないか、ということがわかりました。

このように 紐解いてみると、「人の穢れを移して海や川に流すことで災いを取る」という本来の意味が潜んでいることがわかりました。

その昔、一所懸命組み立てた可愛いお飾りなのに、急いで片付けてしまうのは偲び惜しいと グズっていた私ですが、『お節句が終われば早く片付けるように』『早く片付けないと縁遠くなる!』と云われてきた意味に合点がいきました。
(正直に白状すると、片付けはちょっと面倒くさいとの理由もあったのですが・・汗;)

では、飾る時期を早めればいいのでは?と、調べてみると、地域で様々なしきたりが残っているようです。一番ピンときたのは、二十四節季の「雨水(うすい)」に飾ると良いとの説。今年(H29)の雨水は二月十七日でした。
雨水とは 雪が雨に変わる、雪や氷が解けて水となる。という意。「水温(みずぬる)む」と云う言葉が茶席でもよく聞かれる時節です。「雨水に雛人形」、来年は覚えておくことにしましょう。


さて、おひな様を飾る時「男雛、女雛、右か左か?」が不安になる方多いですよね。
関西と関東で逆だとか?さて、どちらなのでしょう。
その答えは京都の地図を理解する必要があるようです。
まず、内裏(だいり)雛は、京都御所「紫宸殿(ししんでん)」を模して完成されたものです。
その紫宸殿から見た左、右を根拠に考えられますので、「向かって右に男雛、向かって左に女雛」。そして左大臣は向かって右、右大臣は向かって左。また 左近の桜は右に、右近の橘は左に飾ります。『左近の桜・右近の橘』。
京都の人々は御所を中心に暮らしてきましたから、銀閣寺のある向かって右の方が左京区、嵐山の方が向かって左で右京区なのです。
左京は東に位置し、太陽が昇る「陽」の方角、右京は西で太陽の沈む「陰」の方角でもあります。
陰陽道の思想も根強い京都、「邪気を払う」ことをとても重視しているのです。

雛祭りゆかりの食べ物である「菱餅」も、陰陽道では女性の象徴であり、紅は桃花の「魔除け」、白は遠山の雪で「清浄」、緑は母子草やよもぎで、草葉の強い香りが邪気を払い「健康」を表すと信じられていたそうです。
「雛あられ」は貴重な米粒を使い、加熱してふくらませ紅白黄などの糖蜜をまぶしたもの。祖先の少女を雛祭りに参加させる道しるべにしたというやさしい言い伝えもあるとか。
奥が深くて探求し尽くせませんね!

中国では、この日は どのように過ごすのでしょうか?
今度、中国の方に聞いてみることにしましょう。


日々の稽古や、生徒の作品、ワークショップの様子などをF.B.に(たまに)アップしています。 https://www.facebook.com/


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蓮心会 高森 梨津子

中国から茶道体験に。

2017年2月21日 Category: その他のお知らせ
このブログの最後に「日々の稽古や、生徒の作品、ワークショップの様子などを(たまに)アップしています。よかったらご覧ください」
と、記し気軽に携帯から日々の華道の作品やイベントなどを更新していますが、
先日『FBは見ることが出来ないからブログを楽しみにしています』とのお声がありました。
このブログは携帯から投稿出来ないので頑張って家で更新しようと思いました。
..しかし、無理はできませんので、のんびりムードなのですが・・お許しください。
書きたいのとは山とあるのですが。。


今日はそのFBに記載した嬉しい茶道体験者のお話を。 1月中旬、ホームページの問い合せフォームから「茶道体験」の申し込みがありました。
内容は『中国から内の友達が日本に来るので茶道が大好きな人なので体験させてあげてほしい』と書かれていました。
時は上野華展真っ最中、生け込みの日でした。非常に忙しくタイトに時間に追われていましたので、返信を直ぐに出来ませんでした。
華展も無事終わり、次の日に主人とランチをしていると..『そういえば、突然中国の方が二人みえたよ』 との報告。『え..?』 HPに申し込みのあった次の日のことです。
私は生け込みで早くに家を出ているので 主人は何も分からず『ご予約はなさいましたか?』と 訊ねると、その方達はニコニコしながら『連絡したけど、返事ないから来たよ』とのこと。

私のホームページには、住所を最後まで記載していないので、どうやってこの稽古場まで辿り着いたのか??驚きました。
この情報過多の時代、便利さと危険が隣り合わせです。
私のこのホームページを見て、来たいと思って下さったのは本当に嬉しいですが、
私が「体験可能」と記載している意味は、「私という先生と そしてこの環境で良いかを判断をしてください」という意味であり、海外旅行のかたに体験をして頂く意味とは少し違います。
なので、実は断ろうと思いました。しかし、何故、辿りつけたのか??疑問だけ残りました。
兎に角、その謎を知りたくて 次の日私から連絡をとりました。そしてそれを訊ねたところ、『記載してある情報まで来て、何人にも尋ねた』とのこと。
もう明後日には中国へ帰国するとのこと。どうしても体験したいとのこと。丁度次の日が稽古日だったので参加していただくことにしました。

お会いしてみると、とても素敵なお二人! 男性の方は日本に10年位在住していて、
女性は中国で小学生の先生をされているとのこと。中国茶道を学校で伝えているそうです。
言葉の壁は有りましたが、私が伝えたいことと、彼女が知りたいこと、感じたいことが一致したようで、とても満足していただけました。
この嬉しいサプサイズに私も感動しました。
直ぐに彼女から「この体験の感動を詩に書きました。感謝の気持ちを伝えたい。」とメールを頂きました。
今度、私のとこで学んでいる中国の方に翻訳を頼むとにいたしましょう。
許可があったので下に記しておきます。

附诗:
      与友再拜松门处 千家茶道高森师

釜沸气散如仙境 茶道插花课中时

聆听师言观师导 仿若梦回大唐时

茶自利休唐传来 日本似若珍宝惜

三十二年习茶史 日行夜修不停绝

二十四年教茶史 桃李满天继绝学

程序繁杂礼法诚 和敬清寂现本真

品茗吃点不二心 赏画观器敬美言

茶道本是修心事 花道则是自然成

三生恭敬展茶道 情随茶浓人亦近

申酉戌时如白驹 临行依依难舍别

观音茗缔师生情 中日茶道一家亲

离别朝松门一拜 难忘今宵品茗时

日本定会再有期 松门再见更繁枝

   
今天,是中国的年三十,是全中国人民最重视的一天,全家老少欢聚一堂,共度团圆日,祈福新年日。此刻,妙在中国重庆,遥祝老师新年快乐,鸡年大吉,身体康健,吉祥圆满。期待我们的再次相见!

爱您的中国学生:妙妙
2017年1月27日

素晴らしい美人さんなんです。

これからも、日々の稽古や、生徒の作品、ワークショップの様子などをF.B.に(たまに)アップしていきます。見れる方はお楽しみください。
https://www.facebook.com/
我が家の茶会の報告も、写真がそろい次第 投稿しますからね。お待ちくださいませ。

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駒場和邸茶会と「新年能会」のお知らせ

2017年2月20日 Category: イベントのお知らせ
駒場和邸茶会について  昨年平成28年(2016年) 十月に、国際芸術家センターのイベントで『グアテマラ大使と共に茶会と懐石を@駒場前田邸迎賓館』という催しがありました。その「茶道」の講師を、との依頼で引き受けました。
駒場東大前にあるこの茶室は以前から大好きで(いつかここで茶会を開けたら・・)と思っていたからです。時は秋。『掬水在月手』の掛物を掛け、大きめの宗全籠に秋の草を沢山生けました。
「天然忌」の時期でもありましたので、如心斎好みの竹台子一つ飾り、陽炎園の糸瓜耳付細水指。
お道具は華やかさと落ち着き感のバランスを重視した取り合わせにしました。

茶道の歴史、この建築(書院造り)と日本文化の関係、抹茶やお菓子の頂きかた、茶道で大切にしている心、楽しみ方、等など 分かりやすくお伝えしました。
 
         社中(弟子)も凛々しい袴姿でおもてなしを。

大使からは、『何百回でも聞いていたい』との嬉しい感想をいただきました。
この会がとても好評で、リクエストが多くあったとのことで 今年も依頼があり、
来月3月にも『リトアニア大使夫人と共に・・』 という同企画を頼まれました。
(数時間で満員御礼となりました!今キャンセル待ちとのことです)
私も出来るだけ協力したいとは思っていますが、週末は田無稽古で一杯なので祝日でしか引き受けられないのです。

この建物の小間も素敵な茶室なので、いつの日か私の企画で茶会を開く夢も描いています。
さあ、3月20日はまだ桜には早いけれど春のしつらいはどうしましょう? 楽しみです。

先ずは、今月2月25日(土) 東川先生の『新年能会』があります。
去年と同様私の社中で添え釜をします。川崎能楽堂で13時半から16時頃まで。
私は「船弁慶」の一筋を連吟します。14時頃かな? 勿論、入場無料。
JR川崎駅から徒歩10分以内、どなたで大歓迎なので いらしてください。
そんなこんなで、今年もノンストップな状態で日々活躍させていただいています。感謝。

そんな日々の稽古や、生徒の作品、ワークショップの様子などをF.B.に(たまに)アップしています。よかったらご覧ください。 https://www.facebook.com/



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平成28年 旧七夕会全国華展の報告

2017年2月20日 Category: 華道のお知らせ
毎年11月に開催される池坊いけばなにとって一番大事にしている華展「旧七夕会」。
『何故この時期に「七夕」?』については、昨年11月の「華道のお知らせ」へ明記していますし、
FBに掲載しましたが、先日この時の写真が届いたので改めて報告させていただきます。
今年のテーマは『花の力』。そう、いよいよ今年6月に公開される映画『花戦さ』。
初代・池坊専好の活躍を野村萬斎氏が演じます。
京都高島屋会場では初代専好や六角堂に集まる町衆の様子を再現されており、
華道を知らない方にも広く紹介したいとても見応えがある構成でした。
   

岐阜城で立てられた登り龍の立花。後ろの掛物に書かれた鷹が、今にも枝に停まるのか...
飛び立つのか.. 迫力満点の作品です!
 その時代の立花も沢山!  何度でも観たいほど素敵な企画作品でした。

 さて、私の作品はこちら→  
「蔓梅もどき」を勢いよく遊ばせました。(初日と2日目で微妙に違います;)
それに呼応させた緑色の葉は「コシアブラ」、紫色の花は「ブルーキャッツアイ(オカカンサス)」ブラジル原産の秋の花です。
正直、反省の多い作品ですが『これが今の私の精一杯』だと実感しました。
華展はなによりの学びとなります。感謝。

 さて、京都に滞在した帰りに、どこかに立ち寄り「自然」を味わうことも大切にしている私。
 今回は「小豆島」へ。  
紅葉で有名な「寒霜渓」、これぞ絶景! 紅葉のブロッコリーの様な森林の上を私たちを乗せた
ロープウェイが陰となり・・  そして頂上ではこの燃えるような楓が!  
 オリーブ園や、ヤマロク醤油蔵見学など..  
レンタルサイクルで走りまわった夜、ホテルの露天から煌々と輝くスーパームーン。
そして明け方の素晴らしい景色が今も焼きついています。
なにより、素晴らしかったのが小豆島に到着したとき迎えに来て下さった「ホテルグリーンプラザ」の妙齢の男性。(スーツ姿が極まった、紳士な方だなぁ..) ホテルに着くまでの15分位の間にさりげなくこの島の歴史や現状、見どころなどを紹介してくださる。
(もしかして、ただ者ではないかも?)と案じていると、後でそのホテルに貼ってあるポスターにその方を発見!(やはり、社長さんだ!あの風格だもの)と 出発前にフロントの方に『この方から素晴らしいおもてなしを受けました』と礼を述べると『実は社長の上の会長の上の相談役なのです。』と!
出来る方は、どんなに偉くなっても腰が低いのですね。とても豊かな気持ちになりました。
感謝多き秋。学び多き毎日。この感激を日々に生かしたいと思いました。。


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2017年の日本の美術館情報

2017年1月16日 Category: その他のお知らせ
今年は日本の美術館で魅力的な展覧会が目白押しです!嬉しいので記載する事にします。
先ずは、茶の湯関係から、
・「茶碗の中の宇宙 楽家一子相伝の芸術」 
 東京国立近代美術館 3月〜5月
 (京都国立近代美術館では昨年12月〜2月開催中)
 千利休の意を体して楽茶碗を生み出した、楽家歴代の名椀を東京で一斉に見られます。

・「茶の湯」
 東京国立近代美術館 4月〜6月
 これは、京都国立博物館「千利休展」から27年ぶり。(懐かしいです!)
 室町時代から近代までの茶の湯の歴史を博捜する貴重な展覧会!

仏像ファンにはたまらない、
・「快慶展」
 奈良国立博物館 4月〜6月
・「運慶展」
 東京国立博物館 9月〜11月
 この二人の素晴らしい作品をじっくり見比べ味わえる機会です。

・「海北友松(かいほうゆうしょう)展」
 京都国立博物館 4月〜5月
 室町時代〜桃山時代〜江戸時代前期の狩野派が時代ごとの権力者との関係を結びながら
 画壇の覇権を握っていく過程を追う大河ドラマのような特別展!

・「国宝」展
 京都国立博物館 10月〜11月
 絵画、書跡、彫刻、工芸、考古の各分野から約200点。
 雪舟の国宝指定作品6点の一挙公開、長谷川等伯<松林図屏風>、
 その息子久蔵の<桜図>の競演など! これでもかとばかりに名品が揃うそうです!

 春秋は京都へ。花展もありますし、楽しみが増えました。

先ずは、今月東京都美術館で開催される池坊いけばな展を満喫することからはじめましょう♡
 そうそう、
 6月3日から映画『花戦さ』では華道界の天才「専好」主役の時代劇映画が封切りされます。
 専好役は野村萬斎。華道の歴史を一般の方に広く伝えられたら嬉しい事です。

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「新年能の会」と「添釜」のお知らせ

2016年11月30日 Category: イベントのお知らせ
今年に続き来年度年も、企画目白押しです。

 *尚月会 新年会(能の会)へのお誘い
今年も東川先生が「新年会(発表会)」を開催してくださります。
そのお祝いとして 茶道の社中で 楽屋にてお抹茶を一服差し上げる「添え釜」をいたします。
「添え釜」では、点て出しでお菓子とお抹茶をお出しします。
能の会に出演される方は勿論、ご家族、お友達、どなたでもいらしていただけます。
「能」を鑑賞していただくとともに、「茶」を楽しんでいただけたら幸せです。

今年私は、『船弁慶』の一部を無本で連吟。社中も出演の予定です。
川崎能楽堂は、JR川崎駅から徒歩10分位(線路沿いのビルの近道あり)。
勿論、入場も無料。

日時: 平成29年 2月25日(土) 川崎能楽堂 13時半より16時(番組時間は予定)
                   *点て出しは、14時から16時 (予定)
  恥ずかしながら、初めての発表会の写真(2年前)→ received_953065354722626
  社中一同、皆様のお越しを心よりお待ちしています。

詳しいお問い合わせは、このH.P.のお問い合わせフォームへ。
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「華道ワークショップ」と「花展ツアー」のお知らせ

2016年11月30日 Category: イベントのお知らせ
「華道ワークショップ」と「花展ツアー」のお知らせ
今年10月に我が家で茶会と花展を開催した際に、茶道を学ぶ社中から『華道に興味を持った。
華道のことを学びたい』との声が多くありました。
毎年恒例の「東京連合会支部花展」が 1月に上野の東京都美術館で開催され、
私と私の社中4人も 1月22(日)、23(月)に出瓶します。
 花展の詳細はこちら→ http://www.ikenobo.jp/event/search1/list/?searchEventPrefectureID=13_13
1月22(日)には、田無の茶道稽古の前、午前中に会場で「花展ツアー」も開きます。

そこで今回のワークショップは、田無の稽古場で開催することにしました。

日時:平成29年1月 9日(祝日)
会場:田無茶道教室
内容:日本の伝統文化『華道』を学ぶワークショップ
   「華道の歴史」「池坊いけばなの講義」「いけばなと、茶花の違い」「質疑応答」
実技:「茶花」か「いけばな」を選んでいただきます。
参加費: 蓮心会会員の方 3,000円
     一般の方 3,500円
実技希望の方:別途花代 1000円

*未経験者を対象にしています。
*男性の方も大歓迎!(華道は男性が培ってきた文化です)。
*ハサミや花器等の道具はこちらで用意します。
*年齢・性別の制限はございません。
*定員(20名)になり次第締め切らせていただきます。

*1月22(日)の「花展ツアー」は、会場入り口に10時集合。
 質疑応答をしながら私と一緒に花展会場を観覧し11時半頃解散します。
 参加費は、入園料400円のみです。

以上 お申し込み・お問い合せ先:高森梨津子(たかもり りつこ)
*こちらの ホームページの「お問い合わせフォーム」から お申し込み可能です。
*お名前、人数、連絡先を記名の上、お申し込み下さい。


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京都花展の報告 など

2016年11月27日 Category: その他のお知らせ
先日お知らせした「旧七夕会池坊全国花道展」の報告です。 img_20161114_195142
「花の力」がテーマの今年度。実は来年2017年6月3日に全国ロードショーされる映画『花戦さ』の中で、「専好」役の「野村萬斎」さんが『花の〜、力やぁ〜〜』と おっしゃるシーンがあるのです。
鬼塚忠さんの小説を実写映画化したこの映画は、戦乱で荒れ果てた京の都を舞台とした時代劇。
花を生けることで人々の心を救う専好が、刀ではなく花を手に取り、時の権力者・秀吉へ戦を挑むさまが描かれています。
それが、超豪華メンバーなんです! 秀吉役に市川猿之助・信長に中井貴一、前田利家役は佐々木蔵之介、千 利休役に佐藤浩市などなど。
野村萬斎さんは、皆さんご存知の狂言師のプロなので、専好さんがちょっとだけ喜劇的に描かれているような気がしますが、華道の歴史がこうした映画になるのは歴史上初!!
とても楽しみな映画です。詳しくは→ http://natalie.mu/stage/news/210591

京都高島屋会場は、この映画のプロモーションのような企画になっていました。
その時代に花を生ける「花僧」達の状況が再現されているようで、とても興味深かったです。
img_20161114_195142  img_20161114_194955  img_20161114_195115
昔は剣山なんて無かったから、藁を洗い束ねて「込み藁」を作り「立て」ていました。
  img_20161112_163207 

   さて、私の作品はこちら →→ img_20161113_113446 
全くという程準備が出来なかったのですが、現場での花材との出会いを大切にした花を生けました。
毎回のことですが、花を生けるということは様々なことを学ばせてもらえます。
特に花展はで、自分の理想と今の現実の実力が明らかにつきつけられるのです。
 結果、誰が何と云おうと 自分自身が納得する作品を生けることができましたが、課題にも沢山気づくことができました。
こうして華道を通して少しづつ人間として成長していけることを、とても幸せなことだと思います。

 花展の後、京都在住の友人と小豆島へ旅行に行きました。
日本三大渓谷として知られる「寒霞渓(かんかけい)」の見事な紅葉に大感激。
  dsc_1548  dsc_1547  dsc_1550 
  こうした自然の花を見ること、感じることは私にとって花を生けることと同様に大切な時間です。
東京では曇りで見えなかったというスーパームーンも綺麗に見え、朝日の景色も素晴らしかった。  dsc_1541  江戸時代から続く菌で作る醤油蔵へも→ dsc_1592 
ホテルでも素晴らしい出会いがあり、感動とともに何ごとも「好きなことを謙虚な姿勢で 素直に、とにかく続ける大切さ」を改めて感じることが出来ました。
そういえば、今日生徒に『先生は、王貞治や、イチロータイプの“努力家が出来る天才”だ。』と云われました。好きなことを続けてきただけなので、自分ではわからないけれど。
「苦労と思わず続けられる才能がある」そうです。確かに。(笑)

来年一月に東京都美術館で「東京連合会支部花展」が開かれます。
社中と一緒の会期 1月22日(日)、23(月)に出瓶します。
なので社中の希望もあり、1月9日(祝)に我が家で「華道ワークショップ」を開催します。
今回の花展で私は初めて「掛け生花」を担当します。学ぶ喜びは一生続くのです^^。

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旧七夕会池坊全国華道展のお知らせ

2016年11月11日 Category: 華道のお知らせ
今週11月9日(水)〜14日(月)まで、京都池坊会場・高島屋会場にて「旧七夕会池坊全国華道展」が開催中です。
“この花展から池坊の一年が始まる”という意味深い展覧会で、最も重要な花展。
その花展に出瓶させていただけるというのはとても光栄なことなのです。
私の出瓶日時は 11月13日(日)と14日(日)、六角堂池坊会館本館4階 105番。
京都にお越しの方、在住の方は是非お寄りください。

さて何故、11月に「七夕」? 疑問に思われる方も多いと思いますので、<旧七夕会の伝統と創造>を記しておきます。

 平安時代以降、宮廷では七夕の日に様々な行事が催されました。花を立てたのもその一つです。
江戸時代の初期、後水尾天皇はたびたび宮中で大立花会を催され、その度に三十二世池坊専好(二代)が召されました。その節、後水尾天皇から特別に池坊で七夕花会を催す許しをいただきました。
七夕花展と池坊の結びつきはここに始まり、江戸時代を通じて、池坊の七夕花会は京洛の有名な年中行事の一つとなって見物人が六角堂へ押し寄せ、奉行所の役員が警護に出るほどだったと伝えられます。
明治5年、時の政府は太陰暦を採用。翌年には太陰暦による五節句も廃止されました。池坊では、明治7年に公の行事ではなくなった七夕花会をゆかり深い後水尾天皇の忌日である9月11日に代え、由緒ある花会を例年通り続けました。旧七夕会と称するのはそのためです。以降、花材豊富な10月に、さらには農繁期を避けて11月にと、開催期日は変わりましたが、伝統の花会は脈々と継承され、その時代に息づく池坊いけばなを創造し発表し続けています。

img_20161110_115422 この絵図は、四十世池坊専定の時代。
立花を眺めている人々には、剃髪している僧侶や刀を横に置いている武士の姿が見えます。

 毎年お家元からその年の「テーマ」が発表されます。そしてそのテーマでの花展が「本部花展」として日本各地を横断する形で開催されます。
 今年のテーマは「花の力」。草木の溢れる花の力。
 池坊は来年、六角堂創建1430年、花を生けた記録から555年を迎えます。
 幾多の困難な時代や難局を乗り越え、受け継がれてきた華道の技と心。
 それを支えてきたのは、日々成長し、枝先を精一杯天に向かって伸ばす草木の持つ力です。
 来年6月に公開される、初代・池坊専好の活躍を描いた映画『花戦さ』でも、野村萬斎氏演じる
 初代専好や六角堂に集まる町衆をいつも励ましているのが、この「花の力」です。
詳しくはこちらもご覧下さい。
http://www.ikenobo.jp/event/index.html#head

日々の稽古や、生徒の作品、ワークショップの様子などをF.B.に(たまに)アップしています。 https://www.facebook.com/茶道教室-華道教室-438381252917488/


西武新宿線沿 西東京市 田無駅より徒歩11分の表千家茶道・池坊華道いけばな教室
蓮心会 高森 梨津子

「蓮心茶会&ミニ花展」の報告

2016年11月11日 Category: その他のお知らせ
unspecified「大寄せ茶会」と「ミニ花展」を 平成28年10月23日(日) 我が家にて開催致しました。 “日本文化の素晴らしさを一般の方にも紹介すること” を主旨とし、企画から会計、設営・準備、全ての運営を社中で行いました。
とにもかくにも、社中にとっては全て初めての体験。数ヶ月前から普段の稽古場には緊張感がピリピリとみなぎり、社中一同一丸となってその日を迎えました。
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開催前日、師匠から色紙が届きました。京都東山 建仁寺の管長様にわざわざ書いて頂いたとのお手紙。色紙の言葉は、『慈陰(じおん)』 慈悲陰覆の略。
『我々は大慈悲を被り、そのお陰を受けています。
歴代の祖師方が正法を連綿と伝持してきたお陰で、法に接することができます。
父母の深い慈しみを受けて成長してきました。そのお陰で今の自分があるのです。
多くのひとびとの恩恵を受け、そのお陰で生活しています。』味わい深い意味のお言葉とともに、
お手紙には『武蔵野茶会と重なってしまい どうしても行かれないけれど成功をお祈りしています。』深く感謝、感動。朝の挨拶で社中に『正子先生がこちらにいらしてくださると思って頑張りましょう!』と紹介して玄関に。

『開催したもののお客さまいらっしゃらなかったら寂しいね・・』なんて始めは危惧していたのですが、開始時刻とともに初回から満席!  unspecified-4 unspecified-3
茶席は10名〜18名が席入りしていただき、11時から4時の間に7席!
なんと、総勢80名近いお客様がいらしてくださったのです!
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花展会場も、絶えることない大賑わいで、嬉しい悲鳴!?

銅器に込み藁で立てた「古典調立花」、素敵な色あいの糸菊をメインにした「正風体立花」、御玄猪(おげんちょ)に花配りで石化エニシダと竜胆の「二種生け」、杜若と庭の砥草・紅葉したドウダンで「生花三種け」、ストレチアを主役にした「新風体生花」、水盤にコスモスを主役にした「自然調自由花」、細いガラスの花瓶にアスパラガスとピンポン菊の「自由花」、変形花器にダリアをメインにニューサイランの線を生かした「意匠的自由花」、黒く丸い小さな変形花器に緑から黄色〜オレンジ〜赤と秋の植物の持つ繊細で綺麗な色を生かした「自由花」、私は「杜若生花一種生け」を古胴に配りで。花形のバランスもバッチリ。総計10杯。

 アッと云う間に時間が過ぎて、気がついたら一分の休憩もなく夕方閉会時刻。
 まさに、『誰ひとり、欠けても成功しなかった』奇跡の一日。

 初回の茶席では、長年の兄弟弟子である友人が正客を勤めてくださり、末席には今回の茶会・花展の幹事を担った社中のご両親様、中程に社中とその友人の有名なオペラ歌手という13名の客組。正客に座ってくださった友人は、ここ 田無に移った初期の頃から我々を見守ってくれているので 『その当時から比べ庭の苔が素晴らしく育っていること、それと共に社中の成長が素晴らしい!!』と、自分のことのように喜んで下さり、それを聞いて社中のご両親さまからは『苔は、その家の主人を見て育つ、と近くの寺の住職から聞いている。先生の普段の行いが 言葉ではなく全て語っている。』と お話くださりました。前の日まで這いつくばって銭苔とりなどを頑張っていた社中は『最高の褒め言葉です〜〜』と涙が溢れ止まりません。率先して歌ってくださる筈だったオペラ歌手の方は『とても感動しているので私は歌うのを遠慮したい』とのことながら、皆で請うと『では、自分の一番好きな日本の歌で、短いけれどとても難しい曲を歌います。』と、「かあさんの声が聞こえる」というオペラを歌って下さいました。
 今思い出すとその時、空から天使が舞い降りてくるような感覚があり 『ああ、今日はきっと好い一日になるに違いない。』と、感じた私でした。
初回に魔法が降りたお陰か 社中一同緊張も少し解れてどの席も素晴らしく感動的で、和やかな会ばかり。『久しぶりに頑張って着物を着ました!』『茶会は生まれて初めてです!』『昔、昔、私の娘時代を懐かしく思い出すワ〜』等など。
なによりご近所の方々が皆さん、いらして下さり 楽しんでくださる様子がとても嬉しかったです!
丁度10年前、ここ田無に越してきたときに『いつの日か、ここで茶会と花展を開きたい。そして近所の方にいらして頂きたい』と、漠然と夢見た私を思い出しました。
その時は、『いや〜、そんなの夢の夢だよね〜?』と思った私でしたが、、
継続の力。そして素敵な社中皆の力。
夢は計画し、地道な毎日の積み重ねの上にあるのだとしみじみ実感しました。

『いらしてくださったお客様が、お家に帰り忙しい毎日に戻ったときにフッと 「ああ、なんだか素敵な時間だったな・・茶道、華道って、以外に面白そうだな・・何より皆さんの笑顔が素敵だったな・・」と思い出してくれると好いですね』 と挨拶した私でしたが、今回は もてなした私たちが 日常に戻り、「つくづく良かった幸せだったな・・」と思える会となったようです。
勿論、まだまだ進行形の私たち。幼い会です。けれど、この最初の一歩のお陰で今後の課題が明確になりました。確かな手応えのある大きな一歩でした。

この日を糧に、社中一同さらに日本の伝統文化「茶道・華道」を学んでいくことを、それぞれの胸に誓えたと 信じます。
いらして下さった皆様、本当にありがとうございました。


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